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家族に介護が必要になる日は突然訪れる|家族の介護を考える為に読んでおくべき良書

こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。

僕は現在、介護士として介護施設で働いています。

日々多くの利用者さんと接していますが、そのご家族の方とお話する機会もあります。

利用者さんがそれぞれなら、そのご家族もまたそれぞれです。

毎日のように来られるご家族もいれば、入所以来まったく顔を見せないご家族もいます。

利用者さんの身の回りの備品や、着替えなどをみると「ご家族に大切にされている」かどうかは一目瞭然です。

今日は、介護される利用者さんのご家族についてお話します。

" Family "

介護は誰がするべきか?

多くの人は結婚をし、子供をもうけます。

その子供を人生をかけて育て、子供が自立し独立していくころには自分自身の老化を実感しはじめるのではないでしょうか。

さらにその子供が、また子供をもうけるようになると、自身の人生が終わりに近づいていることを実感します。

 

進んで老化を望むひとはいないと思います。

自分の思いとは裏腹に、時間の経過とともに心身ともに老いは確実に自分に迫ってきます。

そして歩行が困難になり、食事や入浴、着替えが自力では難しくなっていきます。

そうなった時、本当の理想は「家族」がその老いた人を介護するべきだと僕は思います。

介護職員である僕は、利用者さんの生活をサポートしていますが、やはり「家族」が持つ暖かさにはかなわないからです。

高齢者はなぜ介護施設に入所するのか?

高齢者が、介護施設に入所する理由は様々です。

しかし能動的に「豊かな老後」を過ごすために入所する利用者さんはごく僅かです。

多くの利用者さんは、家庭での「家族介護」に限界を感じ、なかば仕方なく「介護施設」に入所していきます。

介護施設で働いていると、訪問される家族の方からそんな事情が汲み取れる事があります。

「最後まで看取ってあげたい」

と思う家族は多いのです。

しかし「介護」の現実は生易しいものではありません。

自分の家族に介護が必要になる日

「母さん、ごめん」

という著書があります。

 

 

筆者は50代の独身男性。

元気だった母親が、認知症をわずらい、介護に追われる日常をありのままに記している良書です。

自宅介護から訪問ヘルパーの導入、最後は施設入所までの奮闘ぶりと過程が克明に描かれています。

僕のように介護に携わる仕事をしている人間でなければ、この本の筆者のように多くの労力と苦悩を伴うのが普通ではないでしょうか?

自分の両親や家族が「介護」を必要とするなんて想像も出来ない。

実際に介護が必要な方の家族が、全員そう思っていたはずです。

なぜ実際の介護は大変なのか?

介護されるかたの状態にもよりますが、介護が大変なのは「見守り」の必要があるからに他なりません。

介護される側が認知症であれば、ひと時も目を離す事が出来ない状態にすら成りかねません。

自分が仕事を持たない主婦であれば、ある程度「見守り」の時間は取れるでしょうが、多くの介護者は自分で仕事を持っていたり、自分自身の子育てや生活をしていかなくてはならないのが現実です。

自分自身の生活を維持しながら、両親や家族の介護を並行して行う。

これが実は尋常ではないくらい大変な作業なのです。

「母さん、ごめん」

の著書の中にも書かれていますが、筆者も最初は自力で介護をしていました。

しかし介護者本人の限界が訪れ、どうにもならない行き止まりに達してしまいます。

そこで初めて「地域包括センター」に相談し、担当ケアマネージャーの指導の元、本格的な介護を始めたということでした。

「家族を他人にまかせたく無い」

という気持ちは分かります。

しかし介護を独力で行おうとすればするほど、介護する側の心身は疲弊していきます。

そうなると結果的には介護される側に、そのしわ寄せがいきます。

人間ひとりの暮らしを、全面的にサポートするということは簡単な事ではありません。

家族としての思いは複雑だと思いますが、介護が必要になった段階で、いち早く専門家に相談することが、介護生活をうまく切り盛りする唯一の手段だと僕も思います。

 まとめ

先日僕の父親が急死しました。

僕のおやじが今朝死んだ|父への追悼記事・生きるという事と死ぬという事 - グッドノージョブ

何の病気も無く、元気そのものだった父が他界した事実で、改めて人の一生は予測が不可能なものだと実感しました。

仮に父のくも膜下出血が軽度のものであったら、その日から介護が必要になったかも知れません。

「今日も元気だから」

「ずっと元気だったから」

介護は他人事ではないのです。

必要なのは、そういった事態がいつでも起こりうる可能性があるということを、認識することだと思います。

ご家族の幸せの為に、自分自身の幸せの為に、今一度「介護」を身近なものだと考え直す必要があるのではないでしょうか?