こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
シャープが5月18日に発売する留守番電話「JD-AT82CL/CW/CE」の機能が優れているとすでに評判です。
追加料金なしで、独居高齢者の生存確認機能が利用出来る優れもの。
「自分の親が遠方で一人暮らし」
という方には、とても良い商品だと思います。
高齢者の一人暮らしの不安
高齢者の独居は、なにかと不安が付きまといます。
高齢者本人は、今までの生活の延長線上ですが、その家族からすると、例えば遠方で暮らす両親の、身体機能の低下や記憶能力の低下が感じられると、どうしても日々の生活に不安を感じるのは当然のことだと思います。
現在では、そんな遠方で暮す高齢者の「生存確認」をするアイテムが色々と発売されています。
例えば、魔法瓶で有名な「象印マホービン株式会社」は、高齢者の生存確認用のさーびすとして「みまもりホットライン」というサービスを提供しています。
このサービスは、象印と予め契約を交わすと専用ポット「iポット」が利用者宅に送られて来ます。
「iポット」は、ポット本体に無線機能を搭載したポットで、例えば両親宅でiポットを利用すると、利用したリアルタイムでメールがあなたの元に送られて来る、という仕組みです。
高齢者であれば、毎朝お茶を飲むという習慣がある方が多く、その日々の行動に着目したサービスです。
だいたい毎日決まった時間に、ポットを使う高齢者が、ある日使わなかったとしたら、何かしらのトラブルがある場合もあるので、万が一に備えた「みまもり」ツールですね。
この「みまもりホットライン」のデメリットは、月額費用です。
初回手数料5000円、月々3000円が必要なのでランニングコストも馬鹿に出来ないのが難点ですね。
シャープ留守番電話「JD-AT82CL/CW/CE」のメリット
この商品は、象印の「みまもりホットライン」の言わば「固定電話」版です。
設定により、毎朝自動でモーニングコールが掛かります。
毎朝のモーニングコールを高齢者が取らない場合、やはり何らかの事態が起こっている可能性があります。
高齢者が電話に出ない場合は、登録しておいた家族宅に外線電話が掛かります。
この商品の最大のメリットは、月額料金などのランニングコスとが不要な点です。
さらに商品自体が2万円を切る低価格なのも魅力の一つです。
「JD-AT82CL/CW/CE」には、みまもり機能の他にも「声かけコール」と呼ばれる機能が付いています。
プッシュボタンのみの端末が付属し、トイレやお風呂場に設置しておき万が一具合が悪くなって電話までの距離が遠いときでも、そのボタンを押すだけで登録しておいた外線にSOSが送れます。
高齢者の自宅での事故
高齢者の自宅での事故で一番多いのは「転倒」です。
歳を取るにつれて、当然足腰の筋力も低下していきます。
住み慣れた自分の家であっても、ちょっとした弾みで転倒し最悪の場合頭等を強打して脳出血を起こし、半身マヒになるケースも多くあります。
また高齢者の骨は弱く、ちょっとした転倒でも骨折に結びつく事が少なくありません。
特に大腿骨骨折は、高齢者骨折で一番多い事故の一つです。
独居で転倒、骨折して自立していた人が歩けなくなってしまうというケースは非常に多いのです。
そんな家庭内での不足の事故も、発見が早ければ早いほど当然リスクは少なくなります。
遠方に両親や身内が、独居で暮らしている家族の方は、是非「みまもり」グッズでそのような事故を最小限な被害にとどめる努力をするべきだと思います。
まとめ
現在では、スマホを初めとするITの進歩は目覚ましいものがあります。
しかし高齢者にとって「最先端技術」を理解し使いこなす事は容易ではありません。
「ポット」「固定電話」のように従来から家庭にあるもので、日々の生存の確認が出来るように工夫されたこれらの商品は、秀逸だと思います。
さらに多くの高齢者は、家族や親族に負担をかけたく無い、という心理が強いのも事実です。
機械が自動でその役目を担ってくれれば、高齢者側の精神的な負担も軽減出来ますよね。
さらに今日ご紹介したシャープの留守番電話のように、月額費用が掛からなければ、見守る側の経済的な負担も少ないと思います。
こういった新しい商品やサービスを上手に使って、身内である高齢者をサポートしていくことが必要だと思います。
グッドノージョブ