こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
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先日、こんな事故が報道されました。
梅宮辰夫 祝う会直前に転倒しケガ 顔面30針縫い登場「這ってでも行く」/芸能/デイリースポーツ online
昭和の名俳優、梅宮辰夫さんが芸能生活60周年を記念するディナーショーの会場で、ショー当日に転倒し、顔面を30針も縫う大ケガをしたというものです。
すぐに病院に担ぎ込まれた梅宮辰夫さんでしたが、30針縫合する処置を受け、そのまま会場に戻り、予定どおりディナーショーを開催したというから驚きです。
さすがの「昭和魂」ですね笑
梅宮さんの処置後の画像にインパクトがありすぎて、多くのメディアで報道された今回の事故。
事故の原因を報道では「ホテルの入り口付近で足をもつれさせた」としかされていません。
梅宮辰夫さんは現在80歳。
現役介護士である僕は、この梅宮辰夫さんの転倒事故に「足をもつれさせた」以外の原因があるように思えてしかたがありません。
あくまで推測にすぎませんが、今日は梅宮辰夫さんの事故の原因を推測するとともに、高齢者の「転倒」についてお話したいと思います。
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/03/15/0011071570.shtml
なぜ高齢者は転倒を繰り返すのか
僕たちは日常生活の中で「転倒」という言葉をあまり使わないと思います。
「転倒」とは普通に道を歩いていたり、家で過ごしている時に歩いていて「転ぶ」ことです。
子供の頃は、普通に歩いていたり遊んでいたりすると、しょっちゅう転んでましたよね?
それが大人になると、日常生活で「転倒」する機会は激減します。
子供は全身の筋肉が完全に育っていない上に、頭の発育が先行してボディバランスが不安定なことが転倒する原因のひとつです。
しかし子供は、身長が低く体重も軽いせいで、転倒してもそのダメージは少ない事が多いです。
しかし成人になると、一度の転倒のダメージは非常に大きく、下手をすると骨折や脳への障害など大きな怪我に発展する事もあります。
普通の大人であれば何年に一回か「転ぶ」ことはあっても、それは「雪が降っていた」「地面が濡れていた」「ハイヒールなど特殊な靴を履いていた」「極端に路面が悪い所を歩いていた」など何かしら転倒の原因が存在する物です。
しかし高齢者になると、日常生活の中で特に原因がない平坦な道でも「転倒」してしまうことが増えて行きます。
その大きな原因の一つは「筋肉の劣化」です。
年を取れば当然、体全体の筋肉も弱まっていきます。
「足腰が弱くなってきた」
と高齢者がよく言うのは筋力の低下が一番の理由です。
加齢による全身の筋力の低下から、いつもどおりに歩いているつもりでも、足がそこまで上がっていなかったりするんです。
そのため高齢者になると頻繁に「転倒」を繰り返す人が多くなります。
高齢者の転倒事故でありがちなのが「骨折」をともなうものです。
高齢者の転倒事故による骨折はなぜ起きる?
高齢者の転倒事故でセットになるほど多いのが「大腿骨の骨折」です。
「大腿骨」とは足の付け根の間接部の骨ですが、転倒によりその部分を骨折した人は、2007年のデータで全国で15万人もいるそうです。
高齢になると、筋力の低下と共に起こるのが「骨の劣化」です。
「骨粗しょう症」とは、加齢のより骨の密度がどんどん薄く成り、骨がスカスカになる状態です。
特に高齢女性に多い症状ですが、高齢者の骨は成人の骨と比べて驚くほどモロい場合が少なくありません。
高齢者になると
- 筋力の低下が原因で→転倒
- 骨の劣化が原因で→骨折
というパターンに陥る人が非常に多く成ります。
しかも要介護の認定を受けるきっかけのおよそ10%は「転倒、骨折」によるものだというデータもあります。
僕が病院で働いている時に「転倒事故」で運ばれて来た高齢の患者さんは、昨日まで普通に歩いて自転車にも乗っていた、という事でしたが、その転倒骨折を機に寝たきりの生活を余儀なくされました。
このように高齢者の「転倒」は「骨折」を引き起こし、さらには「自立した生活」を行えなくする非常に危険なものなのです。
高齢者が転倒しない為の対策
では高齢者が転倒しない為には、いったいどういった対策をすれば良いのでしょうか?
自立して歩行ができるうちに、一番気をつけたいのが「靴」です。
僕らが自分の履く靴を選ぶ基準は、履きやすさはもちろんですが、やはり「デザイン」重視になっていることが多いと思います。
しかし筋力の低下した高齢者にとって、靴は非常に重要なアイテムになります。
梅宮辰夫さんの娘、アンナさんが「父はちょっとした段差でもすぐ転ぶので気をつけていた」とコメントしてるように、高齢者は僕らが気がつかない様な微妙な段差でも、足が上がらない事が多々あります。
高齢者こそデザイン重視でなく、自分の足にぴったりフィットした機能性重視の靴を選ぶ必要があります。
介護施設で一番履かれている靴
高齢者の「転倒」を未然に防ぐ事が、非常に重要な役目である介護施設入居している高齢者の方は、このような靴を履いています。
これは「あゆみ」というブランドの、高齢者用、介護用の専用靴です。
このような高齢者専用の靴は、介護施設で生活する方の9割くらいが履いている優れものです。
高齢者、介護専用の靴はいくつかのメーカーが出していますが、この「あゆみ」の靴は非常に人気も高くシェアも高いです。
- 柔らかくて軽い
- 脱ぎ履きが楽
- つま先部分が広い設計で外反母趾などの予防が可能
など、高齢者にとってメリットはいっぱいです。
「履きやすくて脱ぎやすい」ということは、利用者本人だけでなく、介護者にもその恩恵がありますよね。
軽くてぴったりフィットしている靴を履いていれば、ひょっとしたら転倒していたかもしれない段差でも、乗り越えられる可能性は充分にあります。
「あゆみ」の靴は「あゆみ」専門店のこちらのお店で購入が可能です。
父の日や母の日のプレゼントにも最適だと思います。
「自分はまだまだ高齢者ではない」
と思われている両親に、プレゼントをきっかけに「靴」の重要性に気づいてもらう。
そんなところから介護は始まるのかも知れませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
梅宮辰夫さんの転倒事故は、非常に可哀想な事例だと思います。
梅宮さんのような俳優さんは、年齢より見た目はかなり若く見えます。
しかし80歳相応の筋肉や骨の劣化は進んでいるはずです。
だとしたら高齢者専用の靴を履いてみることを考えても良いと思います。
高齢者の「転倒、骨折」は、日常生活で常に起こりうるリスクです。
起こってしまう前に、高齢者専用の靴を身近な方におすすめしてはいかがでしょうか?