こんにちは、現役介護福祉士のさかもと ままる@mamaru0911です。
現在YouTubeで介護関連の動画も配信しています。
動画の方が分かりやすい話も多いので、是非ご覧ください!
以前はIT関係の会社を自身で起業し経営していましたが、43歳の時「無資格・未経験」で介護業界に転職し、現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として働いています。
2020年1月に行われた「第32回介護福祉士国家試験」に無事合格し、現在は介護福祉士として有料老人ホームの派遣夜勤専従として働いています。
2020年5月19日の今日現在、日本は依然「新型コロナウィルス」感染拡大の猛威に晒されています。
コロナの影響で、日本でも数百万人の失業者が出ると言われ経済的なダメージは本当に深刻です。
中でも「非正規労働者」「派遣社員」への影響は未曾有なものがあります。
今日現在、日本全国で「雇い止め」にあった人は約「7000人」と発表されていますが、実際はその何倍もの人が影響を受け、仕事を失っている事だと思います。
では僕がしている「介護派遣」の業界は一体現在どんな状況なのでしょうか?
僕自身が2020年5月末で今の派遣先が「派遣満了」になり、6月からの新しい派遣先を見つけなければいけない立場でしたが、実にあっさり6月からの仕事を見つけることが出来ました。
今日はその実体験を書きます。
コロナ影響下でも「介護派遣」に「雇い止め」は無い?
僕の実体験から答えるとするならば、今のところ
介護派遣にコロナの影響は無い
です。
僕は「派遣介護士」として働いていますが、派遣先の希望は「有料老人ホーム」で「夜勤専従」という働き方です。
2020年の5月いっぱいで、現在の派遣先を「派遣満了」することになりました。
その理由は「新卒者」が多く入社し、さらに近隣からパート、アルバイトとしての直接雇用の介護職員が増え、派遣介護士が不要になったからです。
派遣介護の場合、満了になる月の全月末(今回のケースであれば2020年4月末)に、5月いっぱいで満了になる旨が介護派遣会社から伝えられます。
そうなると5月中に次の派遣先を決めなくてはいけないことになります。
5月はGWがあるため、派遣会社の初動も遅く、かつ4月に新卒者が多く入社しているため求人案件自体は毎年少ない時期でもあります。
さらに今年は「新型コロナウィルス」の影響もあったので、少し心配していましたが、実にあっさりと6月からの派遣先が決まりました。
日々の報道で「非正規社員」「派遣社員」は軒並み「雇い止め」「派遣切り」をされて路頭に迷っている、というような映像が流れていますが、こと「都内近郊」の「介護派遣」では、その影響は感じられませんでした。
介護職で「コロナの影響」がある職種
しかしながら「介護職」でも「コロナの影響」が色濃く出ている職種もあります。
それは「訪問介護」「居宅介護事業」です。
新型コロナウィルスの影響で、そもそも「働き手」である主婦パートの人員が激減して運営自体が不可能になった事業所や、感染拡大を懸念して「営業自粛」している訪問介護事業所もいまだに多く存在します。
介護業界でも、僕のように「施設介護」と「訪問介護」では、事情がかなり異なるのです。
世間で「雇い止め」されている業種
報道を見る限り、僕と同じ「非正規労働者」「派遣社員」でも「雇い止め」「派遣切り」をされている業種は「建設業」「製造業」などが多いと思います。
その手の業種は「コロナの影響」で一気に消費や需要が冷え込んだため、我先にと「非正規労働者」「派遣社員」の契約を打ち切っているのが現実です。
テレビの報道でよく見るのが、建設関係の「日雇い労働者」の例です。
日々ネットカフェに寝取まりして「日雇い労働」をして生活していた人々は、今回の「新型コロナウィルス」の影響で、居場所さえも失っています。
しかし報道で見かける「非正規労働者」が、実は全てではありません。
僕のように「非正規労働者」であっても、介護業界の「施設介護士」という職種であれば、コロナの影響は全くと言って良いほど、今のところは感じられないのです。
「炊き出しに並ぶ前に」まず考えてほしい
報道ではここ数ヶ月で「炊き出し」に並ぶ人が増えている、とカメラを向けています。
インタビューを受けている人のコメントは
「どうやって暮らしていけば良いかわからない」
という部分だけ強調して映し出されているような気もします。
しかし「炊き出し」に並ぶ前に一度考えてほしいと思います。
こんな時代になっても、介護業界の「万年人手不足」は解消されていません。
介護業界の求人は、いまだに溢れているのです。
2025年全国で55万人の介護士が不足する
と言われています。
仕事を失って生きる力を失う人
生活保護に頼る人
様々な人がいます。
しかしその多くの人に言いたい。
「介護業界では仕事はまだまだ沢山あります」
確かに「新型コロナウィルス」の感染拡大の影響を受けて、日本は世界は未曾有な危機にさらされています。
経済も未曾有の大ダメージを負っています。
しかしできる仕事が全く無いのではなく、介護業界には仕事があるのです。
僕からすると、建設業や製造業で「派遣切り」「雇い止め」にあって、生活保護を受けようとするような人は、まだまだ自分で「仕事を選んでいる」のでは無いかと思えて仕方がありません。
まとめ
世間では現在「非正規労働者」「派遣社員」の全てが職を失って困窮している、というようなイメージすらあります。
しかし僕自身は、今のところ全くコロナの影響を受けていないと言っても過言ではありません。
もっと多くの人に、その事実を知ってもらいたいのです。
介護職はそのイメージだけで、働くことを拒む人が多い職種です。
しかし実際に働いてみると、世間のイメージと違う部分も多くあります。
失業して自信を無くしている方の気持ちもわかります。
でも介護業界なら僕のように「無資格、未経験」から働くことが出来るのです。
「生活保護」を考える前に、どうかそのような選択肢もあることを知っておいて欲しいと切に願うばかりです。