こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
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僕の父親が、先日急死しました。
僕のおやじが今朝死んだ|父への追悼記事・生きるという事と死ぬという事 – グッドノージョブ
死因はくも膜下出血でしたが、父と同じ病気でも重い障害が残って、介護を必要とされるような人は大勢います。
僕の父のように、病気とは無縁で元気そのものだった人が、ある日突然病気にかかり、そのまま要介護になってしまう。
僕は介護現場で、多くの利用者さんとそのご家族と接しています。
介護状態になりたくて成っている人は一人もいません。
しかもそのきっかけは、突然訪れる事も少なく無いのです。
自分のご家族が「要介護」になった時、あなたならどうしますか?
あなたならどう出来ますか?
今日はそんなお話です。
ご家族が要介護になった時
僕の父のように、ある日突然くも膜下出血によって倒れ、その後遺症から介護が必要になってしまう人も大勢います。(僕の父の場合は、そのまま死んでしまいましたが)
加齢からくる機能障害が、心身共に進み「認知症」をわずらい、時間をかけて介護が必要になる状態の人もいます。
ご家族に介護が必要になった場合、一番大切な事は
介護を行う側の生活
です。
例えば両親のどちらかが介護状態になっても、その息子夫婦が同居していて、さらに奥さんは専業主婦、自分たちの子供達は自立しているような状態であれば、なんとか家族で介護を続けていける環境にあると言えます。
しかし、多くの家庭の場合、介護する側も仕事をする必要があったり、中には自分の子育て中な人もいたりします。
介護に専念出来る環境にある人の方が、少ないのが現実なんですね。
自宅介護の限界
自宅介護の限界は、「介護する側の限界」と言っても良いかも知れません。
介護はほんとうに人それぞれ違うものです。
さらに肉親の介護となると、精神的な疲弊も相当なものだと思います。
介護する側が、される側より早く倒れてしまうことは珍しい事ではありません。
そうならないためにも、地位域包括センターのサポートや、ケアマネージャーなどに協力を求める事が大切です。
介護施設に大切なひとを預ける前に
介護施設と一言で言ってもその形態は様々です。
有料?特養?老人ホームって結局どっちがいいの?|現場で働く介護士の本音 – 介護士ベイベー
大切なご家族を預けるのに、最適な施設を探す事がとても重要な作業になることは間違いありません。
ではいったい「良い老人ホーム」とはどのように探せばよいのでしょうか?
良い老人ホームの見分け方(基本編)
世の中には、実に様々な介護施設(老人ホーム)があります。
リハビリに重点を置いた施設や、自立型のマンションに近い様な施設、オーソドックスな介護が受けられる場所もあれば、看取りまで医療が充実しているところなど探し出したらきりがないと思います。
「良い老人ホーム」とは、その利用者さんにマッチした場所のことです。
介護される方を一番知っているのはそのご家族です。
ご入居される方の性格や嗜好などを考えながら、施設を選ぶのが重要です。
一般的に良い老人ホームの見分け方は
- ホーム内が明るい(建物の造り・スタッフの対応)
- 季節のイベントが多い
- 地域の人の出入りが多い
などですね。
イベントは、年間のイベントカレンダーなどで確認出来ます。
施設では四季に合ったイベントを開催している所がほとんどです。
しかしスタッフが人員不足だと、日々の業務に追われてイベントどころではありません。
地域の人(近所の幼稚園やボランティアの人)が頻繁にイベントなどで出入りしている施設は、地域でも評判が悪く無い施設だと思います。
極端に悪い施設は、外部の人間を中に入れたがりません。
良い老人ホームの見分け方(裏技編)
介護施設の形態は様々です。
また利用料金も気になる所ですが、利用料金が安いからと言って悪い施設とは限りません。
介護施設で働く僕が、一番利用者さんに影響すると思っているのが「介護士の人数」です。
多くの介護施設で、人手不足は深刻な問題になっています。
介護士が少なければ、当然既存の介護士への負担も大きくなり、最悪な場合利用者さんの介護に支障をきたします。
介護施設にとって、介護士の定着率は非常に重要です。
その辺りをハッキリ明確にしている施設は「良い施設」だと僕は思います。
また、施設見学ですが多くのご家族が「食事時間」に施設見学をしています。
食事の質や、他の利用者さんの雰囲気がつかめるというのが一番の理由です。
その際ですが、他の利用者さんが食事をしているところを見るフリをして、注目して欲しいのが利用者さんの「爪」です。
人員不足で介護士が少ない施設では、利用者さんの「爪」を切る暇さえなかなか無いのが現実です。
利用者さんの爪が伸びたままの施設は、あまりおすすめ出来ません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現役介護士の僕からすると、施設入所は「最終手段」であると言い切れます。
どんなにしっかりした良い施設でも、ご家庭で過ごす日々に勝るものはありません。
どうしても家庭で過ごす事が困難になった場合のみ、施設入居を考えた方が良いと思います。
いざ入居の考えがまとまったら、出来るだけ「良い老人ホーム」を探すことに専念して下さい。
現在では有料老人ホームも、入居費用が無料だとか、月額費用が安いところも沢山出て来ています。
なるべく多くの情報を揃え、実際に見学に行き納得のできる介護施設を選ぶ事が大切です。