こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
実際に介護業界で働いてみると、世間のイメージと大きく違う現実がありました。
圧倒的「人手不足」の介護業界では、僕の様な40代もしくは50代の人材がとても重宝がられるので驚きます。
2025年には全国で38万人の介護職が不足する。
日本は世界に類を見ない「超超高齢化社会」にこれから突入していきます。
「万年人手不足」の介護業界では、猫の手も借りたいほど人材に困っているのが現実なんです。
僕の様に「無資格」「未経験」でも「正社員」としての働き口が、それこそ山の様にある介護業界は、今なお空前の「売り手市場」と言っても過言ではないでしょう。
何かと「ブラック」な報道ばかりされて、イメージが一向に向上しない介護業界ですが、世間の話題に上げられる様な介護施設や介護現場は、実は全てではありません。
僕の働く「きらケア」では、高時給、高収入の非公開求人も多く扱っています。
登録すると専任の担当者が付き、介護業界未経験でも希望に近い職場を紹介してくれます。
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三年前、全くの異業種から「無資格」「未経験」で介護業界に転職した僕ですが、生まれて初めて「派遣会社」に登録した時、担当したコンサルタントから最初に出た言葉は
という意外な言葉でした。
当時43歳だった僕は、当たり前の様に「正社員はムリだよね」と思い、派遣社員として介護士になろうと自分で決めていました。
しかし実際は、派遣介護士の窓口に行ったにも関わらず「正社員」をすすめられたのです。
一般の業界では当然
派遣社員<正社員
と正社員の採用の方が圧倒的にハードルは高いはずです。
しかし「万年人手不足」「空前の売り手市場」である介護業界では、その図式が逆転していて、どこの介護施設でも「正社員」を圧倒的に求めています。
僕の様に40代もしくは50代で、しかも「無資格」「未経験」でいきなり「正社員」採用される業界なんて、他では考えられません。
いまなお介護業界では「正社員」に成りたい放題の状況が続いています。
しかし
僕はこの「売り手市場」の状態は、この先ずっと続くとは思っていません。
今日はそんなお話です。
介護業界求人の現状
「キツい」「汚い」「危険」「給料安い」の4Kとしてイメージ強い「介護業界」ですが、現状介護職はどこも「万年人手不足」です。
その為僕の様な40代もしくは50代の中高年、それも「無資格」「未経験」でも介護業界では引く手数多な状況が続いています。
僕の様な40代は介護業界ではまだまだ中心の人材で、僕が働く現場の中でも58歳「未経験」の方が「正社員」として入職した介護施設もありました。
僕自身の経験が物語っているように、2019年現在でも介護業界の「人材不足」は一向に収まる気配がありません。
しかしこの先「超超高齢化社会」の本番をむかえる日本では、このような「誰でも介護職で正社員になれる時代」は終わるのでは無いか?と僕は予想しています。
中高年の「未経験」転職はさらに難しくなる
「誰でも介護職で正社員になれる時代」が終わる理由の一つ目は「日本の景気のさらなる悪化」です。
厚生労働省が行った「勤労統計データ改ざん問題」は今なおその議論が、不透明なまま続けられているので記憶にある方が多いと思います。
政府は「アベノミクスの成功」の為に、様々なデータを改ざんしていると思われても仕方が無い現状にあります。
2019年3月には、原材料高騰を理由に生活用品の値上げが各業界で発表されています。
政府の公表している数字とは裏腹に、実質賃金は上がらず物価はジワジワと上がり続けています。
日本の国内産業のほとんどは、時代の「多様化」の為に「より良い物をより安く」という難題を日々突きつけられています。
日本の国内産業、日本の中小企業はメディアで作られたイメージより遥かに「疲弊」しています。
この先「東京オリンピック」が終わった後、日本には未だかつて無い「実質的な不況」が訪れるのでは無いか?という疑念は多くの専門家も語っています。
僕は「元企業経営者」としての視点で、国内、国外の経済を冷静な目で見ているつもりです。
この先の日本は、今では考えられないほどの「厳しい時代」が来る事はまず間違いありません。
そんな時代が訪れた時、ただでさえ厳しい「中高年の転職」はどういう状況になるか、皆さんも想像が付くと思います。
現在では「よほどの理由が無い限り」40代でも50代でも「無資格」「未経験」で介護職の「正社員」に転職することが出来ます。
しかし数年先、世の中全体が今より格段に厳しくなった時、多くの失業者や転職者が「正社員介護士」の職に押し寄せる事が予想されます。
と言っていた多くの人が、「生活する為に」「生きる為に」「仕方なく」押し寄せて来るかも知れません。
今ではまだ他の選択肢もある人でも、数年後「介護職以外の選択肢が無くなった時」介護職に辿り着くハメになると僕は思っています。
現在の介護職は「万年人手不足」の為に「圧倒的な売り手市場」です。
しかし介護正社員職に多くの人が群がれば、その「売り手市場」が終焉を迎える事になるのです。
その時になって「介護なんて嫌だけどしょうがないから転職しよう」と思っても、正社員はおろか派遣社員でも採用されない、なんて事になるかもしれません。
世間で「介護職」の需要は飛躍的に高まる
「誰でも介護職で正社員になれる時代」が終わる理由の二つ目は「介護職の世間需要の向上」です。
これは誰でも知っている事ですが、ここ数年で日本は世界に類を見ない「超超高齢化社会」に突入していきます。
日本の3人に一人が「高齢者」になり、
2025年には全国で認知症患者が700万人を突破する
と言われています。
最近のメディアやニュースでも「高齢者問題」は取り上げられる頻度が増えて来ているように思います。
高速道路の「逆走問題」や「高齢者の徘徊問題」さらには「高齢者による踏切事故」の問題等、高齢者人口が全体的に増えていく訳ですから、これからの日本は益々このような「高齢者」が引き起こす「事件」「事故」が増えていきます。
そういった事件や事故のニュースの中で、高齢者に詳しい人材としてコメントしている人は現在のところ非常に少ないと僕は思っています。
高齢医療に詳しい「医師」などがコメントしていますが、彼らはあくまで「医師」であり、高齢者の日常に触れている訳ではありません。
高齢者独自の行動のクセや傾向を一番理解しているのは、我々「介護士」「介護職」なのです。
近い将来「介護職」の専門的な意見を、世間やメディアが必要とする時代がやってきます。
そうなると今までの様に
介護職=暗い、ブラック
というイメージは薄れていき、少なからず介護職の地位が向上していく、と僕自身は思っています。
介護職の世間的な地位が向上すれば、今よりも多くの人材が「介護業界」に流入して来る事は、言わば当たり前の事です。
そうなると介護業界全体が、今の様に「誰でも正社員に」という訳には行かなくなると思います。
つまり時代が「高齢化社会」に向かえば、必然的に「介護業界」は必要とされニーズが高まるのです。
今日現在は世間がその減少にまだ「気がついていない」段階だと思います。
介護職に転職、とりわけ「正社員に転職」するなら今のうちが良いと僕は強く思います。
まとめ
- 日本の景気がこの先さらに悪くなる
- 介護職の世間的なニーズが今後飛躍的に高まる
「会社を経営する」ということは、同時に「世間の流れを読む」という事でもあります。
20年以上会社経営を続けて来た僕が、介護業界に今思うことを今日は記事にしてみました。
確かに「今日現在」は僕のような「無資格」「未経験」でも、介護職で「正社員採用」される事は可能ですし、求人も星の数ほどあります。
しかし数年後、そのような「完全売り手市場」の介護業界でさえ、飽和が予想されるのです。
本音を言えば「介護職」「介護士」への正社員転職は、今のうちにしておいた方が良いと思います。
介護業界にはじめて転職する方や、すでに介護業界で働いている人の転職にも、「正社員介護士」「常勤介護士」への転職なら【きらケア正社員】が間違いなくおすすめです。
介護業界への転職を成功させるには、まずは「優良」な求人サイトに登録するべきというお話は何度もしてきました。
世間の思う「ブラック」というイメージは、業界内のごく一部を切り取ったに過ぎません。
自分が転職する際には「ブラック」ではなく「間違いの無い」「充実した仕事が出来る現場」を是非見つけて欲しいと思います。
人生において「適切な判断」「得する選択」ができない人は、時代を読めない人です。
介護職の「現在」のイメージばかりを気にしている人は、きっといつの日か時代に取り残されて後悔することになると僕は思います。