こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
派遣介護士ではなく「正社員介護士」「常勤介護士」としての転職なら、断然「きらケア 正社員」がおすすめです!
(ここから過去記事↓)
もうすぐ4月ですね。
年度が変わり、新生活のスタートです。
僕自身も2016年7月より勤務した、総合病院の看護助手の仕事を三月末で辞め、4月からは、特別擁護老人ホームにていよいよ介護士としてのキャリアをスタートします。
看護助手は夜勤専従という働き方をしていましたが、4月からは二箇所の老人ホームにて、一箇所は夜勤専従、もう一箇所は日勤のパートとして勤務する予定です。
特別擁護老人ホームの形態としては「従来型」と「ユニット型」の2つがあります。
今日はその違いについてお話しします。
目次
特養の「従来型」と「ユニット型」の違い
特別擁護老人ホーム(特養)は、介護施設の中ではもっともなじみのある施設では無いでしょうか?
(その他の施設に関してはこちらの記事を参考に)
介護保険制度とは?|5分で分かるかんたん介護保険制度解説 – 介護士ベイベー
介護度の高い高齢者でも、比較的安価で入所が可能な特別擁護老人ホーム。
しかしその為に、現在ではほとんどの施設で入居待ちの状態が続いているのも現実です。
特別擁護老人ホーム(特養)を選ぶ上で、ポイントになってくるのが「従来型」か「ユニット型」かという点です。
特養の「従来型」と「ユニット型」の一番大きな違いは、その設立時期です。
2001年より新設の特養は「ユニット型」が義務付けられました。
つまり現在の「従来型」の特養は、2001年以前に建てられた古い形のものということになります。
特別擁護老人ホーム「従来型」のメリット、デメリット
「従来型」と呼ばれる特養の特徴は「4人部屋」を基本としている構造という所です。
施設によっては、個室や二人部屋もありますが「従来型」の特養と言えばまず「大部屋」のイメージが大きいと思います。
それによって介護士のケアの仕方やスケジュール感等も「ユニット型」とは異なって来ます。
「従来型」特養のもう一つの特徴は、トイレや浴室、食堂等の共有スペースが確保されているという点です。
「従来型」特養の一番のメリットは金額になります。
複数人を同時にケア出来るような体勢がありますので、スペースや光熱費などの問題も含めて、比較的安価で入居できるのがメリットです。
デメリットとしては、大部屋であるためにプライバシーが守れなかったり、介護者の担当が日ごとに変わったりと病院に近い環境になる点です。
特別擁護老人ホーム「ユニット型」のメリット、デメリット
「ユニット型」と呼ばれる特養の特徴は、何と言っても全室「個室」であるという点です。
2014年の時点で、特別擁護老人ホームの34%にあたる居室が「ユニット型」であるという統計があり、当然今後は「ユニット型」の施設が増えて行く事になります。
さらに10人を一ユニットとしたケア方針のため、介護士も担当者が分かりやすく、より「家での生活に近い」介護が受けられるというのがメリットです。
デメリットとしてはやはり金額の高さです。
「従来型」の特養と比べるとどうしても個別ケアにかかる分だけ費用は割高になってしまいます。
この金額の面は「ユニット型」の最大のデメリットと言えるでしょう。
「従来型」「ユニット型」の具体的な費用の違い
施設や介護度にもよりますが、従来型の特養の場合、個室で月に10万円前後、4人部屋で7万円前後の所が多いようです。
ユニット型になると月に12万円〜14万円程度が下限なのが現状の相場のようです。
個人のライフプランや予算に応じて、適切な入居先を探す必要があると思います。
僕が介護士として働く場所
僕はこの4月から介護士として働きますが、Wワークとして二箇所の特別擁護老人ホームで働く予定です。
①高級有料老人ホーム(ユニット型)
夜勤専従
②区立特別擁護老人ホーム(従来型)
日勤パート
①は入所金だけで3000万円以上する「高級」有料老人ホームです。
こちらはもちろん「ユニット型」ですね。
②は区立の従来型の特養で、4人部屋中心のオーソドックスな施設です。
①と②は同じ「老人ホーム」ですが、両極にあるほど違う施設構造です。
この極端に違う2つの施設での仕事を経験出来れば、自分の介護士としてのキャリアプランに役立つのではないかと言う自分自身の選択です。
実際に働いてみないと両者の違いは分かりませんが、今後このブログを通して発信して行く予定です。
老人ホームをお探しになっている方はもちろん、介護職としての仕事を探している方の参考になればとても嬉しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
老人ホームには「従来型」と「ユニット型」と呼ばれる2つの形式があります。
最近では「ユニット型」の人気が高いようですが、2001年以前からやっている「従来型」の施設もまだまだ多いのが現状です。
どちらが良いというわけでは無く、利用者さんのライフプランに一番あった特養に入居できることが一番良い事だと思います。
4月以降は、実際に働いてみた感想や所感を発信して行きたいと思います。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/1anniversary