こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
派遣介護士ではなく「正社員介護士」「常勤介護士」としての転職なら、断然「きらケア 正社員」がおすすめです!
僕と同じ40代や50代の方は「自分の親」に関しての悩みがそろそろ増えて来る年齢だと思います。
いつまでも自分のワガママを聞いてくれていた大切な両親が、いつの間にか年を取り「介護」が必要になってくる…
悲しいですが、切実な現実だと思います。
そんな我々世代の悩みの中でも、最も大きいのは「親を老人ホームに入居させるべきか否か?」という所では無いでしょうか?
非常に難しい問題ではありますが、今日は複数の「有料老人ホーム」「特別擁護老人ホーム(特養)」などで働いて来た、現役介護士としてこの問題への答を導き出そうと思います。
行き場の無い高齢者たち
僕は現役派遣介護士として、また看護助手として複数の介護施設や病院で働いて来ました。
そこで出会う利用者さんや患者さん、そしてその家族の方々とも大勢関わって来ました。
そこで僕自身が一番感じるのは一部の「高齢者には居場所が無い」ということです。
認知症や脳性麻痺などで「介護」が必要になった高齢者は、介護付き有料老人ホームや特養などの介護施設に入居している人も少なくありません。
そんな介護施設でも、高齢から体調を崩し「入退院」を繰り返している利用者さんも大勢います。
都内の病院ではベッドの空きも少なく「本当に治療が完了しているのか?」と思う様な状態で、介護施設へ戻される事も多いのが現実なのです。
当然介護施設は病院では無いので、親族や呼吸器、循環器に重大な疾患が残っている利用者さんを充分にケア出来る体制がある場所はほとんどありません。
結果その利用者さんは、数ヶ月おきに病院と介護施設を「行ったり来たり」するような状態になります。
正面切っては言えませんが、病院側と介護施設側での本音はこんな感じなのが現実なのです。
この状況を当の患者さんや利用者さんはどう思っているのでしょうか?
自分に
「帰る場所がどこにも無い」
これほど悲しい事は無いと思いませんか?
「自立」が最も重要なキーワード
このブログでも度々書いてきましたが、高齢者が幸せに生きる唯一の方法は
自立して生きること
以外には考えられません。
これらの記事でも書きましたが「人生100年時代」に日常生活はもちろんですが、「生き甲斐」「やり甲斐」を持って生きていく事が出来る人は「高齢化社会」自体大歓迎だと思います。
そもそも「長生きしたい」と願う先は「自立した老後」でしか無いはずです。
実際に「認知症」や「脳性麻痺」などの「要介護」状態を身内や近しい関係の人に経験が無い人は、「老後」=「幸せ」なものと勝手なイメージを持っている方も多いのでは無いでしょうか?
自分で着替えが出来ない、食事が食べれ無い、排泄が出来ない、そうなってから10年20年と生き続けていく人は実は相当数いますし、今後の日本では益々増えていきます。
人間は「年を取る」ことは必然であり、全ての人に平等に訪れる真実です。
しかし自分が、自分の親が「自立して」年を取るかそうで無いかは、その人の人生において最も重要とも思える要素なのです。
僕の両親の話
僕の父親は、昨年突然この世を去りました。
一般的な同年代の人よりは充分若々しく、病気とも無縁で病院に通院した経験はほとんど無いような健康な人でした。
そんな父は、ある日突然「くも膜下出血」で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
父の急死により「ある日突然」独居生活を余儀なくされた母親は、住み慣れた一戸建てを離れ、町営の「シルバーハウス」に今年入居しました。
母は父と同級生でしたが、現在70代前半とまだ若く「自立して生活する」ことに何ら支障はありません。
そんな母でしたが、父が亡くなって「独居」となると北海道の山間部での一人暮らしは流石に厳しい物がありました。
東京に来て僕と同居という選択肢も話しましたが、今更都会での東京もまた厳しい、という理由で町営の「シルバーハウス」を選びました。
その際、僕自身が「介護施設」への入居はして欲しく無かったので、本当に色々と話し合いました。
母もいずれは「自立」出来なくなる時が来るかも知れません。
その時は東京の介護施設に来るか、同居するか改めて考える時だと思いますが、重要なのは「現在自立している」状態の親でも、その先の事まで「しっかりと話し合う」事だと思います。
何をおいても親「本人」の意志を尊重して、選択肢を選ぶことが重要だと僕は思います。
親を介護施設に入れるのは悪か?
世の中の多くの人が、有料老人ホームや特養などの「介護施設」に「良いイメージ」を持っていないのは当然の事だと思います。
僕自身も複数の介護施設で働いて来ましたが「自分自身が介護施設に入りたいか?」と聞かれたら答えは「ノー」です。
僕は「超高級有料老人ホーム」から「格安有料老人ホーム」「特別擁護老人ホーム」まで幅広く勤務実績があります。
その結論は「高いから良い施設」「安いから悪い施設」ではないという事です。
もちろん介護施設では、多くの現役介護士が一部を除き懸命に働いています。
しかし介護施設と言う集団生活の都合上、同じ時間に起き、同じ時間に食事をし、同じ時間に入浴するという生活のサイクルは「自分主体」では無く「施設主体」の流れにならざるを得ません。
さらに転倒のリスクがある利用者さんは、食席や車イスから立とうとするだけで介護士に制止され、排便が数日無い利用者さんは下剤で排便をコントロールされます。
「利用者さんの健康と安全を管理している」
という介護施設側の事情も重々理解出来ますが、入居している利用者さんの人生にはもはや自由は無いようにも思えます。
これは
「生きる」ということは「自己責任」である
という大前提が「自立して生活出来なくなった」という現実により、崩れた結果だと僕は思っています。
僕も含めて、自立している人間が自宅で転んで骨折してもそれは「自己責任」で済まされます。
しかし「介護施設」に入居をした瞬間に、お金を払って契約している以上「責任は介護施設側」に移る事になるからです。
「生きる」とは「自己責任」の上で成り立っていることです。その責任を「介護施設に譲渡」した瞬間、「生きる」という本質からズレてしまうと思うのは僕だけでは無いはずです。
そのように考えると、介護が必要になった親や身内を「介護施設に入居させる」ことに躊躇したり、最悪は「悪い事だ」とさえ思う人も多いはずです。
しかし僕は親に「介護施設に入居してもらう」事自体は悪い事では無いと思っています。
むしろ「要介護」状態の親を自宅で介護しながら、自分の仕事や自分の家庭を維持する事は、想像以上に過酷なものです。
そのストレスから、介護をする側自身の人生を崩壊させてしまう人も少なくありません。
それを考えれば「介護はプロに任せる」という選択は、当たり前であるとも思います。
話が矛盾している様に思えるかも知れませんが、僕が言いたいのは「入居する本人の意思はどうなのか?」ということが重要である、ということです。
僕らのように仕事として日々「介護」に関わっている人を除けば、正直に言って「介護」は他人事だと思っている人が多いはずです。
しかし「介護が必要でない時に」「介護が必要になった時どうするか?」を真剣に親と話し合う事が出来なければ、手遅れになってしまうのです。
「親を介護施設に入れるべきかどうか悩んでいる」
という人のほとんどは、この「話し合いの場」を設けて来なかった人達です。
「介護」はある日突然始まります。
今日にでも自分の大切な両親や身内の方と、そう言ったお話を真剣にする場を設ける事が、「親を介護施設に入れるべきか?」という難しい質問への僕の回答なのです。
まとめ
今すぐにでも親と介護が必要になった将来の生活について話し合おう
すごくシンプルで当たり前の話のように聞こえるかも知れません。
しかし実際に介護施設で働いてみると、この「当たり前」が出来ていない家族が多い事に驚かされます。
残された家族にとっても、入居する利用者さんにとっても、やはり「介護が必要の無いとき」により介護についての見識を広める必要があると強く思います。
もしご本人の希望通り「介護施設」に入居する事があれば、絶対に自分たちで介護施設を探したりせず、専門の「老人ホーム選び代行業者」に頼んで下さい。
数ある「老人ホーム選び代行業者」の中で、僕が最もお勧めしているのが【きらケア老人ホーム】です。
【きらケア老人ホーム】は僕も登録している「きらケア」という介護専門派遣事業を運営しています。
日々「有料老人ホーム」などの介護施設に「介護士」を派遣している言わば「介護のプロ集団」が運営している「老人ホーム選び代行業者」なのです。
【きらケア老人ホーム】のメリットは
- 首都圏6000以上の有料老人ホームの情報を管理している
- 空室状況や施設の雰囲気まで情報を把握している
- とにかくスピーディ、最短1週間での入居も可能
自分でネットなどで老人ホーム探しをすると「いいな」と思う施設が「満室」だったりと中々思う様に進める事が出来ない場合もあります。
【きらケア老人ホーム】の場合、リアルタイムで介護施設の「空室状況」を把握しているので、希望に合った老人ホームの候補の「空室状況」をまず確認してから提案してくれます。
さらに自社で「介護派遣」業務を行っているため、外からでは中々分からない内部情報などにも精通しているので、予算内で「快適」「最適」な有料老人ホームを探してくれます。
何と言っても一番のメリットはそのスピード感!
申し込みから最短で1週間での入居実績もあり「今すぐにでも老人ホームに入居したい」という方のニーズにぴったりです。
まさに「最速」「最短」で有料老人ホームを探してくれる強い味方です。
上の公式サイトから基本情報を入力すると、1〜3営業日以内に
0120-202-628
というフリーダイヤルから電話が掛かって来ます。この電話で詳細を確認するので必ず確認電話には出る様にしましょう。
※【きらケア老人ホーム】は東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏「有料老人ホーム」の紹介業務を行っています。特養や他の地域の紹介は行っていませんのでご注意下さい。
「親を介護施設に入居させる」
という事は、決して悪い事ではありません。
しかし自分自身が「介護」という現実に初めて直面していく方が今後の日本では多くなっていくと思います。
特に僕と同じ現在40代50代の中高年世代は、今まで考えもしなかった「自分の親への悩み」を抱える方が増えると思います。
そんな方々に、今日の記事が少しでも役に立てば幸いです。