介護技術

【介護士看護師におすすめ】非接触型体温計「パピッとサーモLight」NIR-03を現役介護士が使ってみたメリット デメリット口コミ

こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。

僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。

現在はきらケアで「派遣夜勤専従介護士」として都内の有料老人ホームで働いています。

夜勤専従介護士の仕事内容は、派遣先である介護施設によって若干変わります。

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現在の職場では、利用者の起床時に全員の「血圧、体温、SpO2」を計測する必要があります。

ワンフロワー25名ほどの利用者がいるので、その計測はかなりの作業負荷と時間を要します。

その作業負荷と時間を少しでも短縮する為に、Amazonでこんな商品を自腹で購入してみました。

まさに「21世紀の体温計」と呼ぶに相応しい「非接触型」の体温計「カスタム 非接触型体温計 パピッとサーモLight」という商品です。

体温計測に要する時間はわずか「1秒」!

今日はこの「非接触型 体温計」を現役の夜勤専従 介護士が実際に介護現場で使ってみた、感想と口コミを記事にします。

非接触型体温計とは?

皆さん「非接触型体温計」って知ってましたか?

僕は最近まで知りませんでした。

いわゆる「体温計」は、「脇下」で計測するのが一般的ですよね。

介護施設で働く僕の様な「施設介護士」(介護職)や、病院で働く「看護師」(看護職)であれば、一日に何十人という利用者や患者の検温をする必要がある場合も多いと思います。

最近では「わき下式体温計」も進化していて、「20秒タイプ」という商品が介護施設や病院でも多く使われています。

僕が子供の頃の「水銀式体温計」は、わき下に入れて3分程度は計測に時間が掛かった訳ですから、それに比べると遥かに計測時間が短縮されています。

しかし今回ご紹介する「非接触型 体温計」は、何と体に触れる事無くわずか「1秒」で体温を計測出来ると言う優れものです。

動きが多く、わき下で計る事が困難な赤ちゃん用に開発されたとも言われている「非接触型体温計」ですが、一日に多くの人の検温をする必要がある我々介護職や看護職にとっては、本当に便利なツールなのです。

非接触型体温計の使い方

非接触型体温計の使い方は非常に簡単です。

わき下に入れて計る体温計が一般的なのに対し「非接触型体温計」の使い方は、オデコに向けて(オデコから1cmほど離した空中で)スイッチを一回押すだけ。

一秒で「ピピッ」と音が鳴り、計測は終了です。

実際に使ってみると、本当に驚くほど速いし簡単です。

読んで字のごとく「非接触型」なので、オデコにくっつけてしまうと正確な体温が測れません。

必ず1cmほど間隔を空けて「空中で」スイッチを押す必要があります。

非接触型体温計のメリット

【メリット①計測時間の短縮】

「非接触型体温計」の最大のメリットは、何と言ってもその計測スピードの速さです。

30人の利用者の検温に「20秒タイプの体温計」を利用した場合

20秒×30人=600秒=10分

掛かっていた時間が「非接触型 体温計」にすることによって

1秒×30人=30秒

と大幅に時間の短縮が可能になるわけです。

僕が現在働く有料老人ホームでは、起床時に全ての利用者の「体温、血圧、SpO2」を計測する必要があります。

ワンフロワーで30人近くの利用者の計測をするのは、夜勤業務の山というべき大変な作業です。

しかし僕は「非接触型体温計」の「パピッとサーモLight」を手に入れてから、格段に起床時の作業が楽になりました。

【メリット②清潔】

介護施設や病院で検温をする場合、不特定多数の利用者や患者のわき下に体温計を入れるため、使用後にその都度「アルコール消毒」している施設や病院も多いと思います。

この「アルコール綿での拭き取り」作業も、実は多くの利用者の検温をするのに時間を掛けてしまう要因のひとつです。

しかし「非接触型体温計」の「パピッとサーモLight」の場合、そもそも利用者の体や肌に触れる事がないので、いちいち消毒する必要が無く清潔を保てます。

これは施設や病院で使用するのには大きなメリットの1つだと思います。

非接触型体温計のデメリット

非接触型体温計のデメリットは、実はその「正確性」にあります。

オデコで計ることを推奨している場合が多い「非接触型体温計」ですが、実は商品によって「正確性」に難があるような気がします。

「非接触型体温計」の「パピッとサーモLight」の場合、オデコで計ると実際より「低い」体温が表示されがちです。

これは商品の仕様によるものなのか、別の「非接触型体温計」を試してみると、今度は「高く」表示される事が多い気がしました。

「非接触型体温計」の「パピッとサーモLight」の場合、そのデメリットを解消するためには、計測場所を「オデコ」でななく「わき下」にすることで、いつもの体温に近い数値がとれたと実感しています。

わき下といえども「非接触型」ですから、もちろん脇下に直接触れる事はせず1cmほど離して計測する必要があります。

オデコよりは若干時間は掛かりますが、それでも今までの体温計とは比べ物に成らないくらい計測時間は短縮出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回自腹で購入した「非接触型体温計」「パピッとサーモLight」ですが、わずか3,000円程度の商品としては非常に日常業務に重宝しています。

特に僕の様な「夜勤専従介護士」で、毎朝全ての利用者の検温が必要な人には本当におすすめ出来る商品です。

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わずか「1秒」で検温が終わる快適さは、一度経験すると病み付きになります。

ひとつ注意点としては、あくまでも医療に関わる計測器の為、使用する際は施設や病院からの許可を事前に取る必要があると思います。

「非接触型体温計は認めない」

という施設や病院があるとは思えませんが、念のため事前に告知してから使った方が問題に成らないと思います。

以上、今回は「非接触型体温計」「パピッとサーモLight」のメリット、デメリット、口コミについて記事にしてみました。

介護業界、看護業界の方の役に立てる記事になると幸いです。