こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
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世間では「働き方改革」というワードが度々報道される一方で「過労死」のニュースも無くならないのが現実です。
ワタミ過労死遺族「何の反省もしていない」、渡邉美樹氏の「週休7日が幸せなのか」発言に抗議 – 弁護士ドットコム
ワタミ子会社で過労死した森美菜さんや、電通の高橋まつりさん
【電通社員過労自殺】高橋まつりさん母、上司不起訴に審査申し立て 東京検察審査会へ(1/2ページ) – 産経ニュース
など、20代の若い命が「過労死」によって失われた報道は、皆さんの記憶にも新しいと思います。
政府としては「働き方改革」を掲げて、この過労死問題の改善に向けて行動を起こしています。
しかし本当に、政府の言う「働き方改革」で過労死は無くなるのでしょうか?
今日は「働き方」について考えてみます。
働き方改革の目的
数々の過労死の報道を境に、毎回議論されていた「長時間労働」
さらには少子高齢化問題による「生産労働人口の減少」
この二つが「働き方改革」の大きな柱と言ってよいと思います。
- 月の残業上限を100時間に設定する
- 非正規、正規社員の格差を解消する
- 65歳以上の高齢者の雇用を促進して労働力を賄う
政府が現在もくろんでいるのは、ざっとこんな感じでしょうか?
日本の生産労働人口は、今後減って行くことは明らかです。
その為に、高齢者の雇用を促進したり、より働きやすい社会を作る事は必要な事だと思います。
しかしこの「働き方改革」と「過労死」は全く別問題なような気がしてなりません。
「働き方改革」で「過労死」が無くならない理由
月の残業の上限が「100時間」に設定されたとして、果たしてそれが「長時間労働」「過労死」を防ぐ物になるとは、僕には到底思えません。
なぜなら「過労死」の本当の原因は「長時間労働」だけでは無いからです。
過労死の原因が「長時間労働」だけの問題であれば、労働時間を短縮するだけで、過労死問題は解決出来るはずです。
しかし過労死の原因は、それほど単純なものでは無いと僕は思います。
過労死の本当の原因は、労働者側が「働いている」のか「働かされている」のかの意識の違いだと僕は思います。
過労死の例としてあげたワタミ子会社で過労死した森さんの記事リンクの中に、ワタミ創業者の渡邉美樹氏が「週休7日が幸せなのか」という発言があります。
なぜ渡邉氏がこのような発言が出来るかと言えば、それは彼が「経営者」だからです。
事業を創業し、経営する、そういった人はその事業に命を掛けます。
僕自身も創業から自身の会社を経営した1人ですが、特に創業期は本当に24時間365日働き続けても、時間が足りないくらいでした。
それは「事業を興す」という圧倒的なモチベーションと、責任感が成し遂げていたもので、逆に言うと「好きで」長時間働いていたわけです。
これはプロスポーツ選手にも言えることですよね。
平昌オリンピックで多くの選手が活躍しましたが、その誰しもが「嫌嫌」そのスポーツをしていたかと言えば、そうでは無いと思います。
自らに目標を持ち、それを成し遂げる為に血のにじむ様な努力を長期に渡って行ったはずです。
渡邉美樹氏もオリンピック選手も「好き」で長時間努力してきたんです。
いわば「働かされている」という状態ではなく自ら「働いている」状態なんです。
もっと言ってしまえば「働いている」という感覚すらなく、仕事自体が「生きている」延長にあるものと言えると思います。
一方で企業や組織に属して、労働者として働いている人達はその仕事が「好きで好きで」たまらない、なんて人は本当に少数派だと思います。
ほとんどの人は「生活のため」に半ば「嫌嫌」働いているのが現実ではないでしょうか?
「嫌嫌」働いている人に「長時間労働」を課す。
そうなると人は「働かせられている」状態になります。
好きでもない仕事を無理に長時間させられる、これが「過労死」の本当の理由では無いでしょうか?
それが証拠に「創業者」である経営者自身が「過労死」したなんて聞いた事がありません。
「働いている」のか「働かされている」のか、この状態の差はもの凄く大きいのです。
労働者でも「働く」意識が持てるのか?
では経営者や、一部のプロスポーツ選手だけが「働いている」状態で、雇われている労働者側は常に「働かされている」状態なのでしょうか?
それは違いますよね。
労働者でも、自分が求めている仕事に就いていたり、自分の仕事の中にやり甲斐や目標を持ったりしているひとは「働かされている」状態ではありません。
むしろ自分の仕事に誇りやプライドを持っていたり、自分の人生の一つの目標に「仕事の成功」を掲げている労働者も大勢いると思います。
要は仕事をする上で、自分の感情や気持ちの持ち方がとても大切だと言う事です。
自身の仕事に対して「前向きに」捉えられるかそうでないかで「働く」のか「働かされる」のかは決まると言っても過言ではありません。
この仕事に対する感情は、人それぞれが持つ物です。
それが故に「働き方改革」のような政策一辺倒で簡単に解決する問題ではありません。
「働かされる」のではなく「働く」意識を持つ。
それが持てないような環境で、無理に働き続けると「過労死」してしまう危険性があるのは、多くの過労死の報道を見て分かるはずです。
自分の「好き」な仕事はどうやって手に入れるのか?
だったら労働者として働く全ての人が、自分が「好き」と思える仕事をすればいいじゃないか?ということになります。
しかし現実は、そう簡単にはいきませんよね。
自分が「好き」と思える仕事で生計を立てられている人は、本当にごく僅かだと思います。
どんな人も多かれ少なかれ、今の仕事にストレスを感じているのが現実です。
「だって仕事なんだからしょうがない」
とそのストレスを無視し続けた結果、過労死に至る、これが過労死の実体では無いでしょうか?
確かに人は生きていく上で、なにがしかの収入を得る事が必要です。
しかしそこで命を失ってしまっては、本末転倒です。
本当に「好き」と思える仕事を得る事は、非常に難しいことですが、自分にストレスをなるべく掛けない仕事を選ぶ事は、比較的簡単なことだと思います。
働き疲れたと思ったら転職を考える勇気
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仕事に追い込まれ忙殺される日々、苦しさを耐えるだけの人生を歩んで来て、悩みに悩んでいる人がいたら、どうか転職する勇気を持ってもらいたいと思います。
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一番大切なのは、自分自身が「幸せな人生」を送る事です。
心の平穏が保てる仕事に就けるなら、それは今よりも「条件の良い」仕事では無いでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
過労死は、働く全ての人にとって人ごとではない重大な問題です。
人が過労死してしまう原因は、その人のココロの中にあります。
過労死してしまうほど「働かされる」くらいなら、いっそ自分の意志で転職して「働く」意識を持って生きた方が良いと僕は思います。
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