こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
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※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
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僕はこの3年間で、複数の「有料老人ホーム」「特別擁護老人ホーム」「都内総合病院」など数々の介護現場で実務経験を積んでいます。
介護施設や病院などでは、実に様々な介護にまつわる「仕事」があることに驚かされます。
これは実際に介護業界で働く以前は、僕自身もまったく知らなかった事実です。
これから介護業界に転職しようと思っている人にとっては、
介護職=高齢者の身体介助
というイメージの方も少なく無いと思います。(僕自身はまさにそうでした)
しかし現実の介護業界では、「無資格」「有資格」に関わらず多様な職種が連携して高齢者のケアに当たっています。
今日はその中でも特に情報が少ない「介護施設内の訪問介護ヘルパー」の具体的仕事内容について書いてみたいと思います。
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目次
訪問ヘルパーと介護士の仕事の違い
訪問ヘルパーとは?
そもそも「訪問ヘルパー」とは具体的にどんな仕事なのでしょうか?
「訪問ヘルパー」は「ホームヘルパー」「登録ヘルパー」などの呼び方があり、基本的には訪問介護事業所などに所属します。
訪問介護事業所より紹介のあった「一般家庭」に出向き、決められた単位時間内(30分や1時間など)に、要介護者が必要とするケアやサポートを行います。
その具体的な支援の中には、買い物や料理、洗濯等日常生活に欠かせない作業も含まれます。
これらの支援を訪問介護業界では、生活援助と呼びます。
もちろん要介護者が必要とすれば、身体介助(排泄介助、食事介助、入浴介助)も行います。
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これらの身体介助を伴う支援を、身体介護と呼ぶのが一般的です。
介護士の仕事内容
一般的に「介護職」「介護士」と言うと、有料老人ホームや特別擁護老人ホーム、老人保健福祉施設などの「介護施設」に所属し勤務する「ケアスタッフ」のことを差します。
介護士=介護福祉士
と定義する場合もありますが、当ブログ内での「介護士」は、介護施設内で働く介護職を広く差しています。
訪問ヘルパーの仕事と介護士の仕事の一番の違いは、仕事の範疇に日常生活の支援を行う生活援助があるのか無いのか?という点です。
有料老人ホーム、特別擁護老人ホームなどの介護施設では、一部「洗濯」や「掃除」が業務内にある施設もありますが、一般的には食事も含めて介護職の仕事には含まれない場合がほとんどです。
また要介護者の自宅まで赴く事が必要である点も、訪問介護、訪問ヘルパー独自の仕事内容になります。
訪問ヘルパーと介護士の有資格とは?
訪問ヘルパーも施設介護士も、実は同じ有資格で仕事をしています。
一般的には「介護職員初任者研修」=「旧ヘルパー2級」という資格があれば、訪問ヘルパーでも施設介護士でもほとんどの介護現場で仕事をすることが可能です。
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訪問ヘルパーも施設介護士も一部「無資格」でも働ける現場がありますが、その場合利用者さんである要介護者の方の身体に触れる様な内容は、仕事に含まれない場合がほとんどです。
無資格者は主に生活援助を行う場合が多いので、当然時給や給料は有資格者に比べて低い場合が多いです。
介護施設内の訪問ヘルパーの仕事
介護士がいるのに訪問ヘルパーが必要?
上の項目での説明と大いに矛盾するのが「介護施設内の訪問ヘルパー」の仕事です。
一般的な訪問介護、訪問ヘルパーは利用者さんの住む一般家庭に出向き、介護や支援を行うのが仕事です。
しかしその仕事先が、有料老人ホームなどの利用者さん個人になるのが「介護施設内の訪問ヘルパー」の仕事です。
という疑問も当然だと思います。
一体どのような方が「介護施設内の訪問ヘルパー」の仕事を必要としてるのでしょうか?
介護施設内で訪問ヘルパーが必要な利用者さん
僕は現在まで、複数の有料老人ホーム、特別擁護老人ホームなどの介護施設で働いて来ました。
のべにするとこの数年間で数百人の利用者さんと関わってきたことになります。
利用者さんはそれぞれに、介護の度合いも違いますし性格やこれまでの人生の歩みが全く異なります。
その為に「画一的」な介護体制では、ケアに限界がある場合も多々あります。
僕が実際に経験した「介護施設内訪問ヘルパー」を委託していたケースは以下の様な感じでした。
- 自宅で介護を受けていた時に「訪問ヘルパー」として通っていた人に慣れている利用者さんが、介護施設に入居しても引き続き「訪問介護」を委託していたケース
- 起きている時間内は、誰かが手が届くほど近くにいてくれないと不穏になってしまう利用者さん
- 保有資産数十億円と噂される資産家の利用者さん
介護施設に入居されている利用者さんは、当たり前ですがその施設介護士によってケアを受けることが可能です。
しかし介護施設に常駐している介護士の数は、常に限界があります。
その為に特定の利用者さんを、24時間「マンツーマン」で介護することは現実的に不可能です。
しかし利用者さんの中には、様々な理由で「マンツーマンに近い介護」を希望される方も実は少なくありません。
そういったニーズに応えるのが「介護施設内の訪問ヘルパー」という仕事なのです。
介護施設内の訪問ヘルパーの仕事はどこにあるのか?
有料老人ホームにしか無い理由
僕は今までの介護経験の中で、介護施設内の訪問ヘルパーの仕事は「有料老人ホーム」でしか目にした事がありません。
特別擁護老人ホーム(特養)には150名ほどの利用者さんがいましたが、訪問ヘルパーを委託している利用者さんは一人もいませんでした。
その理由は単純で、訪問ヘルパーの委託には介護施設の利用料金にさらにお金が掛かるからです。
特養場合、半官半民で経営されているということもありますが、多くの有料老人ホームに比べて、利用者さんが支払うべき月額費用はかなり安いと言えます。
誤解を恐れずに言えば、それほど豊かでは無い家庭の方ほど特養の入居を希望しているのが現実なのです。
一方有料老人ホームは、一般の企業が運営しているので利用料金もサービスの範疇も実に様々です。
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その為に中には「一生で使い切れないほどの資産の持ち主」も利用者さんとして有料老人ホームに入居している場合もあります。
介護施設に入居しているだけでもお金が掛かるのに、プラスαの訪問ヘルパーを委託する訳ですから、その利用者さんは当然経済的に困窮している訳はありません。
そのような理由で「介護施設内の訪問ヘルパー」の仕事のほとんどは「有料老人ホーム」にあると言って良いでしょう。
介護施設内の訪問ヘルパーの具体的な仕事内容
施設内ヘルパーは意外と楽!?
では具体的に、介護施設内の訪問ヘルパーの具体的な仕事内容はどういったものなのでしょうか?
先にも書きましたが、介護施設内には当然「施設介護士」が常駐しています。
基本的な三大介護(排泄介助、食事介助、入浴介助)は、施設介護士が行うのは当たり前の話です。
介護施設内の訪問ヘルパーは、それ以外の利用者さんの事細かな用事をこなすことが具体的な仕事になります。
例えば居室にある利用者さんの洋服を綺麗に畳んで、クローゼットにしまうとか、洋服にアイロンをかけるとか…
後は口腔ケアや髪型を綺麗に整えたりとか、本当に細かい部分です。
なぜなら「基本的な」生活自体は、施設介護士がケアしている訳ですから、それほどの重労働は無いのが当然です。
ある施設内訪問ヘルパーの方は、その担当利用者さんの排泄の度に「施設介護士」を呼び出していましたし、更衣や車イスへの移乗なども自分自身で行う事はありませんでした。
施設介護士の多くは「あのヘルパーさんは何の為にいるのだろう?」と不思議に思っていましたが、きっとその利用者さんにとってはその人が「側にいるだけで」気持ちが休まったのでしょう。
つまり「介護施設内の訪問ヘルパー」の具体的な仕事内容は、その作業量から考えても「施設介護士」よりは遥かに「楽」と言えるのでは無いかと僕は思います。
ケア対象が一人の利用者さんに限られる
施設介護士の場合、その施設やフロアーにいる利用者さん全てに対応する必要がありますが、訪問ヘルパーの場合はケア対象はその利用者さんただ一人です。
そういった意味でも施設介護士と比べると、作業量は圧倒的に少ない事がわかりますよね。
実は夜勤もある
僕が働いていた有料老人ホームで、ある利用者さんはほとんど認知機能もなく話す事も歩く事も出来ない状態でした。
そんな方にご家族の方は「何かあったら困るから」という理由で、夜間帯に「訪問ヘルパー」を常駐させていました。
基本的に心身の状態は安定している方だったので、そのヘルパーさんは夜間帯にその方の居室でひたすら本を読んだりスマホをしたり、時には寝ていたりしていました。
定時の排泄は施設介護士である僕らが入っていたので、本当にそのヘルパーさんの仕事は「見守り」ということになります。
実際の所は分かりませんが、そのヘルパーさんは派遣で来ていたので、時給は2,000円以上は確実にもらっていたと思います。
正直言って「美味しい」仕事だと、施設介護士の中では噂になっていたのも当然のことですよね。
まとめ
- 基本的に有料老人ホームに派遣される
- 多くの利用者さんでは無く「マンツーマン」なので楽
- 仕事の中には「超ラッキー」案件も存在する
ここまで書いて来て何ですが、僕自身は訪問ヘルパーの仕事は今まで経験がありません。
一般的な利用者さんの家庭に訪問する形の訪問ヘルパーは、かなりの作業量だと推測出来ますし、大変な仕事の割に各家庭の移動時間の給料が出なかったりと、実入りも少ない仕事のように思います。
しかし僕が実際に目にした「介護施設内の訪問ヘルパー」の仕事は、少なくとも僕の目には「楽」な仕事に見えました。(もちろん例外は多々あると思います)
なので、自分自身が高齢で「施設介護士」を仕事にする体力が無い人や、介護職に疲れて異業種への転職を考えている人などには、施設内ヘルパーの仕事はおすすめ出来ると思います。
施設内ヘルパーの仕事を探す上で、最も気をつけなくてはいけない事は訪問介護事業所に直接登録してはいけない、という点です。
僕は以前、高時給をうたう訪問介護事業所の面接に潜入した経験があります。
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もちろん全ての訪問介護事業所がブラックとは言いませんが、中小企業が多い業態ですので、やはり「直接雇用」は避けた方が無難だと思います。
訪問介護や訪問ヘルパーの仕事を探す際も、僕が登録しているきらケアは高待遇高収入案件を多数抱えているので、初めて介護の仕事をする方でも安心して働く事が出来ます。
万が一派遣先の仕事が、言われていた内容と違ったりトラブルになっても介護派遣会社が味方になって調整してくれるので、不安無く働く事が出来ます。
介護職で「楽な仕事」「やり甲斐のある仕事」を見つけるコツは、事業所の求人に直接申し込む事では無く、介護求人会社に登録して労働条件を色々と交渉してもらうことに尽きます。
またきらケアでは、派遣社員と正社員との窓口が分かれています。
その為により細やかな対応が期待出来る、介護業界でもトップクラスの介護求人会社です。
訪問介護や訪問ヘルパーという業種で、正社員を目指しているなら「きらケア 正社員」から登録する事をおすすめします。
介護業界では、世間であまり知られていない働き方が実はたくさん存在します。
今日の記事で書いた「介護施設内の訪問ヘルパー」の具体的な仕事内容に関しても、世間ではほとんど情報が無いと思います。
介護業界のお仕事に興味のある方のお役に、少しでも立てれば嬉しいと思います。
最後までお読み頂きありがとうござました。