こんにちは、現役介護福祉士のさかもと ままる@mamaru0911です。
現在YouTubeで介護関連の動画も配信しています。
動画の方が分かりやすい話も多いので、是非ご覧ください!
以前はIT関係の会社を自身で起業し経営していましたが、43歳の時「無資格・未経験」で介護業界に転職し、現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として働いています。
2020年1月に行われた「第32回介護福祉士国家試験」に無事合格し、現在は介護福祉士として有料老人ホームの派遣夜勤専従として働いています。
2020年5月3日の今日現在「新型コロナウィルス」の感染拡大には未だ歯止めがかからず、5/6までの期限で政府が発令した「緊急事態宣言」も延長する見込みが濃厚です。
コロナの影響により、日本は元より世界の経済が停滞しています。
その深刻なダメージですでに職を無くし失業している人も大勢出始めています。
日本で特に深刻な業種といえば「飲食業」と「アパレル業」が挙げられます。
この二業種に関しては、今回の「新型コロナウィルス」の影響をまともに受け、多くの会社で今季の決算は絶望的な赤字を強いられています。
そんな「飲食業」「アパレル業」で働いている人が仮に失業した場合、実は「介護職」「介護業界」はとても良い転職先になるのではないか?と個人的には思っています。
全くの主観ではありますが、今日は僕がそう思う理由を3つご紹介します。
目次
「飲食業」「アパレル業界」からの異業種転職に介護職をオススメする3つの理由
僕が「飲食業」「アパレル業」の方の「異業種への転職」先に「介護職」「介護業界」をオススメする3つの理由は
- 対人関係の仕事である事
- シフトで働く事
- 近い収入が得られる事
上記の三つです。
項目を順番に解説していきます。
介護職は「対人関係」の仕事である
僕は以前、自分自身の資本でお店を開店し「飲食業」をしていた事があります。
また自らアメリカに買い付けに行き、アパレルを中心に個人輸入貿易を行っていた事もあります。
そう言った意味では「飲食業」も「アパレル業」も経験があります。
そして現在は「介護福祉士」として介護施設で働いているので、それらの業種がどう言った部分でリンクして行くかを理解しているつもりです。
僕が「飲食業」「アパレル業」で働く人々の転職先に「介護職」をおすすめする一つ目の理由は「介護職も仕事自体は対人関係の仕事」だからです。
特に飲食業をしている人に多い「仕事のやり甲斐」は
お客さんが喜ぶ顔が見たい
というものです。
飲食業もアパレル業も介護職も、世間のイメージは「薄給」「重労働」だと思います。
しかしそんな職種をあえて選び、自らの力を発揮している最大の理由は「お客さんを喜ばせたい」という理由なんですね。
介護職は主に「要介護者」である高齢者がお客さんです。
生活を自立して送れない彼らの手助けをする「仕事のやり甲斐」は、やはり「お客さんに喜んでもらいたい」からなんです。
「対人関係」の仕事は、実は大いに「向き不向き」がある職種です。
飲食業やアパレル業をしていて「対人関係」の仕事に慣れている人であれば、介護職をこなすのは訳ないでしょう。
介護職はシフトで働く仕事
介護現場にもよりますが、僕が働く有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの「介護施設」は365日24時間体制で運営されています。
その結果、介護職の仕事は「シフト」制で行われます。
飲食業やアパレル業も、土日休みの店舗は少ないと思います。
その為「シフト制」で働かれていた方が多いのでは無いでしょうか?
飲食業と介護職の似ている点に関しては、過去にこんな記事を書いています。
一般の社会の中で、実は「シフト制」の仕事は少数派です。
一度でもシフト制で働いた事がある人は、シフト制の仕事に体が馴染んでいると思います。
週休二日の土日休みの仕事をしている方が、急にシフト制の仕事に転職するのは色々と負担があるものです。
そう言った点でも「飲食業」「アパレル業」の方の異業種転職は「介護職」が向いていると言えると思います。
介護職の収入水準
介護職の収入水準は、地域にも寄りますが世間一般の仕事と比べると決して高くはありません。
しかし「飲食業」「アパレル業」も業界の収入水準は、決して高い方ではありません。
むしろ介護業界では、僕のように派遣介護士として働く事によって、初年度から年収500万以上を稼ぐ事も可能です。
収入の面でも、介護業界は「飲食業」「アパレル業」からの転職者にとってそれほど違和感がないものだと僕は思います。
また正社員であっても、介護業界の福利厚生は大手企業であれば一般業界と遜色ない待遇が得られると思います。
大切なのは時代に合わせた職選び
「自分のやりたい事」「自分の夢」を重視することは大切です。
しかし生活費を稼ぎだす「仕事」となると、時代に合わせた選択をする必要があるのはもはや説明するまでもありません。
今回の「新型コロナウィルス」感染拡大の影響で、世間では
不要不急
という言葉が定着しました。
「飲食業」「アパレル業」は、人間が生活する上で欠かせない「衣食住」に関わる業種である、と僕も子供の頃に習った記憶があります。
しかし時代は変わり、多様化の一途を辿りました。
もはや多くの「飲食業」「アパレル業」は「必要不可欠」なものから「不要不急」のものに変化しつつあったのでは無いでしょうか?
実際に「飲食業」でも「アパレル業」でも、生活の根元に近い「なくてはならないもの」という立ち位置にあるブランドやお店は、こんな時代になってもなお稼働し続けています。
しかしながら多くの会社は「営業自粛」「営業停止」を余儀なくされています。
つまりは「不要不急」な人間生活にとっての「プラスアルファの楽しみ」に位置付けられていた「飲食業」「アパレル業」の会社やブランドが今、窮地に立たされています。
この「新型コロナウィルス」が仮に収束したとしても、この世の中の流れはそう簡単に戻らないと思います。
今後の時代は「生活をより豊かに楽しむもの」というジャンルは当分厳しくなると僕は思います。
その代わり台頭するのが「生活に絶対必要なもの」というジャンルの職種なのです。
なぜ介護職がこの先必要とされるのか?
- 2025年には全国の認知症患者が700万人を超える
- 2025年には全国で55万人の介護職が不足する
上記はこのブログで何度も繰り返し書いてきた、厚生労働省が発表している数字です。
日本はこの先、世界のどこの国も経験したことの無いような「超超高齢化社会」に突入していきます。
そんな時代に必要とされる職種、業界は
介護職、介護業界
なのです。
「仕事」というものは、世間の「必要」の先にあるものです。
時代は大きく変化しつつあります。
今こそ異業種への転職を考えるべきなのでは無いでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「介護職」「介護業界」というものは世間のイメージ的には決して良いものでは無いと僕も思います。
そのおかげで、今まで自分が「介護業界で働こう」などという選択肢は持った事がない人が大半だ思います。
しかし僕自身、介護業界に「無資格、未経験」で転職してみて、自分のイメージとのギャップに驚きました。
今、日本や世界は大きな変革期をむかえています。
この機会に、ぜひあなたの気持ちも切り替えて、介護業界への転職をお考えになってみてはいかがでしょうか?