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訪問介護と施設介護の違い|現役介護福祉士が語るメリットとデメリット

こんにちは、現役介護福祉士のさかもと ままる@mamaru0911です。

現在YouTubeで介護関連の動画も配信しています。

動画の方が分かりやすい話も多いので、是非ご覧ください!

以前はIT関係の会社を自身で起業し経営していましたが、43歳の時「無資格・未経験」で介護業界に転職し、現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケア「夜勤専従介護士」として働いています。

2020年1月に行われた「第32回介護福祉士国家試験」に無事合格し、現在は介護福祉士として有料老人ホームの派遣夜勤専従として働いています。

2020年5月10日の今日現在、いまだに新型コロナウィルスの影響がとどまる所を知りません。

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報道では連日「医療崩壊」「介護崩壊」というワードが注目され多くの介護事業所などが取材されています。

これから介護業界に転職しようとしていた方がみると、大きな不安に思える内容だと思います。

しかし「介護職」は「訪問介護」という業態だけではありません。

大きく分けると「訪問介護」「施設介護」のに分けられると思います。

今日は「訪問介護」「施設介護」の違いについてお話ししてみたいと思います。

この記事を読んでもらいたい方
  1. 「訪問介護」「施設介護」の違いを知りたい方
  2. 「訪問介護」「施設介護」のそれぞれのメリット、デメリットが知りたい方

訪問介護と施設介護の違い|現役介護福祉士が語るメリットとデメリット

訪問介護と施設介護の違い

同じ介護職でも「訪問介護」と「施設介護」の仕事の内容は大きく違います。

働く場所 雇用形態 時給
訪問介護 利用者自宅 パートが多い 1000円前後(都内パート)
施設介護 介護施設等 正社員、派遣など多種 1500円前後(都内派遣)

仕事の核である部分は「要介護者」の自立支援ですが、働く我々の仕事内容や手取り収入は「訪問介護」「施設介護」では大きく違います。

「訪問介護」「施設介護」働く場所の違い

まず訪問介護と施設介護では「働く場所」が違います。

訪問介護は読んで字のごとく、利用者の自宅に「訪問」するのが一般的です。

施設介護は、老健や特養、有料老人ホームなどの「介護施設」が「働く場所」になります。

介護職の仕事内容は大きく「身体介助」「生活支援」に分けられます。

訪問介護は、介助が必要でも自宅で生活が可能な利用者が多いので「身体介助」よりも「生活支援」がメインになる場合が多いです。

例えば「掃除」「洗濯」「食事作り」などです。

それに加えて「入浴介助」や「排泄介助」を伴う場合もあります。

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一方施設にもよりますが、一般的に「施設介護」のメインは「身体介助」になります。

掃除、洗濯、食事などの身の回りの介助も当然必要ですが、ある程度施設で一律に行うので、各家庭で個々に行うものとは比べ物にならないくらい作業は楽です。

また「訪問介護」はそれぞれの家庭に出向いての介護サービスです。

当然家の作りも違うので、介助や介入の労力が大きいのが特徴です。

例えば入浴介助の場合、各家庭ごとに当然浴室の大きさや作りは違います。

そこで入浴介助をするとなると、場合によっては大きな労力になりかねません。

しかし介護施設の場合は、大抵の施設の場合「一般浴」「機械浴」と、寝たきりや浴槽をまたげない利用者のための浴室施設を設けています。

スペースも充分に確保されているので、同じ「入浴介助」をするにしても労力は最小限で済ませることが可能です。

「訪問介護」「施設介護」雇用形態の違い

訪問介護と施設介護は雇用形態も違います。

訪問介護事業所にも、もちろん正社員、正職員は常駐していますが中小規模の事業所ではその数は決して多くはありません。

多くの「訪問介護事業所」は予算の都合もあって「派遣介護士」をあまり使わない傾向があります。

近隣に住む「パート、アルバイト」の訪問介護職員でまかなっている場合が多いのが現実です。

今回の「新型コロナウィルス」の影響で、働き手が激減し「介護崩壊」の一つの要因になったのはこの部分も大きいと思います。

子供を持つ主婦パートが人材的にも多いので、子供の学校閉鎖と共に働きに出れなくなったからですね。

介護施設の場合、介護施設の「直接雇用」である「パート、アルバイト」も存在しますが、人員の補填に「派遣介護士」を使う傾向があります。

そのため、働く側である我々としては「派遣」で高い収入を得れるという面では「施設介護」が有利なのが現実なのです。

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「訪問介護」「施設介護」時給の違い

特に都内の場合、訪問介護と施設介護では時給の相場が違います。

訪問介護は施設介護に比べると「低時給」の傾向になります。

中には「最高時給2500円!」などとうたっている訪問介護事業所もありますが、詐欺まがいの求人もありますので注意が必要です。

また訪問介護の場合、1日で4軒から5軒ほどの利用者宅を回るのが一般的ですが、驚くことに「A宅」から「B宅」への移動時間(多くの場合は自転車移動)の時給がゼロという訪問介護事業所もあります。

訪問介護事業所は、以前僕が実際に面接に行ってその詳細を根掘り葉掘り聞いてみたという記事があるので、訪問介護を検討されている方はぜひ読んでみて下さい。

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施設介護の場合、特に都内で「派遣」で働くと時給相場は日勤1500円前後です。

僕が働くきらケアでは日勤時給1700円以上の案件をHP上で明示してあります。

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訪問介護最大のメリット

以上のように書いてみると、施設介護に比べて訪問介護は全くメリットが無いように感じますが、実はそうではありません。

施設介護に無い訪問介護の最大のメリットは

利用者へマンツーマンのケアのが実現できる

という点です。

施設介護を一度でも経験したことがある人であれば分かると思いますが、介護施設では大勢の利用者が共同生活を送っています。

その環境の中で「マンツーマンで一人の利用者の要望に沿った介護」を行うことは現実的に難しいのです。

そのため介護施設での仕事を「流れ作業」と感じてしまう介護職員も実は少なくありません。

極端な言い方ですが、本当に理念を持って「介護職」に当たりたい人は、施設介護より訪問介護の方が向いているとも言えます。

このメリットは一度でも介護職を経験してみないと実感できないものだとは思いますが、もしこれから介護職に転職したい人がいれば、まず考えてみてほしいポイントだと思います。

まとめ

「訪問介護」「施設介護」のメリットデメリット

メリット デメリット
訪問介護 マンツーマン介護が可能 施設介護より低収入
施設介護 安定したある程度の高収入

働きやすい環境

仕事が流れ作業になりがち

「訪問介護」と「施設介護」ではどちらの職種がより楽ですか?

と聞かれれば、一般的には「施設介護」だと僕は答えます。

「訪問介護」と「施設介護」ではどちらがやりがいがありますか?

と聞かれれば、僕なら「訪問介護」だと答えます。

しかしこればかりは、一般論ではなく実際に働いてみて自分でその良し悪しを判断することが正解だと思います。

ちなみにどちらのメリットも兼ね備えた「施設内ヘルパー」という仕事も少ないながら存在します。

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興味がある方は、介護派遣会社に登録して是非問い合わせてみてはいかがでしょうか?