介護問題

介護士「暴力」事件で考える介護職が利用者からの「暴言、暴力、セクハラ」から自分で自分の身を守る方法

こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。

僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。

現在はきらケアで「派遣夜勤専従介護士」として都内の有料老人ホームで働いています。

またしても介護士による利用者への暴力事件の報道がありました。

「怒りが頂点に」58歳介護士、90歳男性を殴打し逮捕 動機に同情の声も

7/2神奈川県横浜市にある介護支援施設で、58歳男性介護士が90歳の入所者男性の顔を手で5回ほど殴打し、顔面打撲や外傷性くも膜下出血などの怪我を負わせた傷害の疑いで逮捕された。

という事件です。

全国で「介護士」「介護職」が利用者に対して「暴力」を振るう事件は、後を絶ちません。

こんな報道を見る度に、僕は介護業界で働く同じ介護職としてとても複雑な心境になります。

特に今回の横浜での事件では、加害者介護士は被害を受けた入所者から日常的に「暴言」を履かれ続け「怒りが頂点に達して殴ってしまった」と供述しているという事です。

もちろん大前提として、介護職が利用者に暴力を振るう事は許されるべき事ではありません。

しかし介護現場と言う環境で日々働く我々介護士との立場からすると、利用者の「暴言」「暴力」「セクハラ」から身を守る方法はあるのでしょうか?

今日は僕自身の実体験から、世間では「タブー」と思われる「介護士自身の身の守り方」についてお話します。

この記事を読んでもらいたい人

介護職としての仕事に限界を感じている人

介護現場で利用者からの「暴言」「暴力」「セクハラ」に悩まされている人

介護士自信の身の守り方を知りたい人

介護士の「暴力」事件の報道

介護士による利用者への「暴力」「暴行」は度々世間のニュースで取り上げられています。

暴行事件の中で世間でも印象深いものは、2016年2月に施設介護士が逮捕された「川崎老人ホーム連続殺人事件」でしょう。

記憶に新しい物では今年5月に同じく施設介護士が逮捕された「有料老人ホームサニーライフ暴行事件」も世間では大きく報道されました。

世間ではこのような事件の様に、施設介護士が利用者に対して「暴行」「暴力」を加え、最悪の場合死に至らしめてしまうという非常に痛ましい事件が多発している事は、まぎれも無い事実です。

このような犯罪を許す事は到底出来ませんし、再発防止に関して介護業界全体でも対策を講じ実践して行く必要があります。

この様な事件が報道される度に

このような事件を引き起こす「介護士」たちはその粗悪な労働環境の中で、強いストレスを感じその結末として事件を起こしてしまう

という世間のイメージが益々強固な物になっているように僕自身は感じています。

しかし日々介護施設等の介護現場で働く介護職の全てが、利用者に「暴力」「暴行」を与えているワケではもちろんありません。

むしろ利用者からの「暴言」「暴力」「セクハラ」に日々悩まされ続けている介護職は、日本中にかなりの数がいると推定されます。

暴行を「される」側には世間は無関心

介護士に関するニュースと言えば

介護士自身が「加害者」である事件

がほとんどです。

介護士自身が「被害者」であるケースは、ほとんど報道される事はありませんし世間から陽の目を受ける事はありません。

ひどいケースでは

  • 介護職は利用者から多少の暴力を受けて当たり前
  • それが仕事と分かっていてやっているのが介護職
  • 介護職は偉い。だって自分はそんな仕事絶対に出来ない
  • 介護職は誰でも出来る仕事なんだから多少のリスクがあって当然

このような風評さえあるのが、現在の「介護職」の世間のイメージなのでは無いでしょうか?

認知症を患った高齢者であっても、介護職からすると立派な「お客様」です。

そんな「お客様」の言動や行動に文句を言わず、ただひたすらに「介助」「援助」するのが介護職である。

世間が介護職へ向けている目は、未だにそのように感じるのは僕だけでは無いはずです。

実際に日々介護現場で働く僕は、そのような「世間の目」に非常に違和感を感じます。

介護士の人権は誰が守るのか?

僕の働く有料老人ホームや特別擁護老人ホームなどの「介護施設」には、実に様々な利用者が入居しています。

中には高齢者となった自分が「安心して」暮らす為に施設入居を決めた「自立した」入居者も当然います。

しかし介護施設に入居しているほとんどの利用者は、何らかの理由によって家族との同居や自分一人での「独居」が不可能になった為に、已むなく介護施設に入居しているというのが現実なのです。

「何らかの理由」は本当に人それぞれですが、中には認知症などの疾患によって「暴言」「暴力」が治まらず、自宅介護が限界をむかえての施設入居という方も多数います。

そんな利用者を日々ケアするのが、我々「施設介護士」の仕事ですが非常に多くのリスクを抱えながらの仕事であることは、今更語るまでもありません。

「安心」「安全」なはずの介護施設に入居して、そこで働く介護士に暴力を加えられたとしたら、そのご家族はさぞかし無念でしょうし立腹される気持ちはもちろん分かります。

暴行を加えた「加害者」介護士は、当然法のもとで裁かれるべきだと思います。

しかし利用者から暴力を受けた「被害者」介護士は、いったい誰が守ってくれるのでしょうか?

机上の理論で言えば「加害者」となった利用者は、法の下で裁かれるのが当たり前です。

しかし現在の日本では、介護施設に入居した利用者が行った「暴力」に対して、法が裁きを下したという例は極端に少ないのが現実なのです。

介護職に就く人間は自分が「加害者」になることを恐れ日々、自己防衛のみで仕事を続けています。

一方で「被害者」になった介護士は誰にもその人権を守られることは無く、ただただ「泣き寝入り」をし続けるしかない、それが日本の介護業界の現実なのです。

この事実を知って、あなたは違和感を感じませんか?

介護職の限界

今回冒頭であげた「神奈川介護士殴打事件」では、加害者である介護士が「怒りが頂点に達して殴ってしまった」と供述しています。

被害者である利用者の日々の暴言に堪え兼ねた末の「事件」でした。

重ねて言いますが、この介護士が行った行為は決して許されるべき物ではありません。

この件に関して僕はこんなツイートをしています。

当たり前ですが介護士は、ロボットやコンピュータープログラムではなく「普通の人間」です。

「普通の人間」である以上、性格や感情があります。

「人が人をみる」介護の仕事の中では、実に複雑で難しい問題が多々起こりえます。

介護業界全体が現状のままでは、介護士は疲弊していくだけですし優秀な人材さえも失いかねません。

介護職が「普通な人間」である以上、マンパワーの「我慢」だけではいつか必ず「限界」が訪れます。

「介護士の仕事ってこんなもんだよ」と

今の介護業界の現状を、ただ嘆いているだけでは何も変わりません。

我々介護職の未来の為にも「仕組みを変える」行動を起こさなければ、日本の介護業界は崩壊してしまうかも知れません。

未成熟な業界は成熟に向かう

冒頭にあげた事件の報道で、僕が気になったのはその「表題」です。

「怒りが頂点に」58歳介護士、90歳男性を殴打し逮捕 動機に同情の声も

この事件に関して「ネットでは」同業種である介護職から数々の同情の声が上がっている、という部分が合わせて報道されていました。

これが20年前であれば、こういった「生の声がある」という側面さえ世の中には出て行かなかったと思います。

僕はブログやTwitterを通して、自分が現在働く「介護業界」の問題点や改善点を発信しています。

僕自身の行為そのものが「業界を変える」とは微塵も思っていません。

しかし僕の発信によって反応してくれるフォロワーや読者の方が、次々にネットやリアルでリアクションを取り始めるとどうなるだろうか…

と考えることはあります。

僕は今まで様々な業種、業界を経験して来ました。

その経験から「未成熟な業界は必ず成熟の方向に向かう」という自然の法則を実体験として得て来ました。

介護業界の現在は

  • 給料が安い
  • 危険
  • 汚い

の世間で言う「3K」である事は、僕自身が介護業界で働いてみて実感しています。

しかし時代は緩やかに、実にゆっくりではありますが確実に「成熟」の方向に進んでいます。

都内近郊という条件付きではありますが、介護職でも以前より稼げる時代に成りつつあります。

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これらの記事内容は、あくまで僕の体験と主観によるものです。

地方で働く介護職を含めて「日本全体」の介護職が、納得して安全に働ける環境が整うのは、はるか先の話かも知れません。

今の僕に出来ることは、ネットを通じて発信をし続けることしかありません。

この行為の積み重ねが、介護業界の成熟化に少しでも足しになるような時代が来ると信じています。

介護士が自分自身を守る方法

介護職を日々続けて行く上で「自己防衛」の方法は人それぞれあると思います。

僕自身の方法としては

「プライベートとは別人格の人間で働く」

という方法です。

僕は異業種から介護職に転職して来ましたが、介護業界に入ってみて感じたのは

「真面目な人が多い」

という事です。

「真面目な人」と言うと語弊があるかも知れませんが、ここで言う「真面目な人」とは

「プライベートの自分自身」で日々の仕事をしている人

です。

分かりにくいかも知れませんが、僕は異業種で多くのプロフェッショナルと接してきました。

「プロ」とはその仕事や作業によって対価としてお金を得る人の事を言います。

実は世間の「プロ」の多くは、実際の自分の人格とは切り離した気持ちでその仕事に向き合っている人が多いのです。

例えば僕自身は「会社経営」を行って来ましたが、新しい事業の一つのプロジェクトに「数千万円」「数億円」の初期投資が必要な案件が合った場合、プライベートの自分のままでその価値判断が出来るわけが無いのです。

経営者と言えども「数千万円」「数億円」という金額は、プライベートでとてもまかない切れる金額ではありません。

もしプライベートのままの人格で「企業経営」を行った場合「失敗のリスク」ばかりに目が行って新しい事業などとても始めることは出来ないでしょう。

そこは「法人格の代表者」という別人格で物事を考えるからこそ、企業経営者はその仕事をすることが可能になります。

もちろん僕の様に考える人が全てではありませんが「仕事の自分とプライベートの自分」を切り分けることは、あらゆる仕事をする上で有効だと僕は考えています。

例えば介護施設で日々利用者からの「暴言」「暴力」を受けたとしても、僕自身は「仕事の人格」の僕が受けているだけであって、プライベートの僕自身が被害にあっているワケでは無い、と考えるのです。

そうすると不思議とその利用者に対しての怒りは起こらず、冷静に対処出来る様になります。

この方法が最良であるとは言い切れませんが、あくまで僕の経験上

「仕事の自分とプライベートの自分を切り分ける」

技術を持つ事は、介護現場で「自分の身を守る」自己防衛の方法の一つであると思います。

介護士が身を守る為に転職するのは正解

実際に現在介護職として働いている人の悩みは、Twitter上で溢れかえっています。

しかしその悩みのほとんどは「環境」による物だと僕自信は思っています。

僕は異業種から介護業界に転職して来る人や、現在介護職として不満を持ちながら働いている人に対して「派遣介護士」という働き方をおすすめしています。

派遣であれば、2カ月程度の契約期間ごとに働く現場を変えられるので自分に合った環境を探す事が可能です。

日々不満をもってストレスを抱えながら日常を送る事は、どう考えても合理的ではありません。

現実は「今の環境」が自分の思った通りの環境に変化する可能性は限りなく低いと思います。

そうであれば、自らの環境を変える「転職」こそ介護職が自分で自分の身を守る一つの方法だと僕は考えます。

派遣であれば働き始めた初日から、常勤(正社員)介護士よりも高収入が得られますし、スケジュールの自由度も聞きます。派遣としてある程度の介護現場を経験した後、自分に合った環境で正社員になるのも可能なのが、介護業界のメリットです。

僕のように介護業界に転職したい方には「働き方」と「働く場所」を良く考えて欲しいと思います。

介護業界、派遣介護士として働く以上、登録している派遣会社は最も重要な要素です。

僕が現在働いている介護業界最大手のひとつきらケア派遣は、業界トップクラスの案件を多数抱えコンプライアンスもしっかりしている安心の優良派遣会社です。

福利厚生もしっかりしていて、働きやすくしかも高単価の現場を専任のコンサルタントが紹介してくれますので、介護業界が初めての方でも安心です。

「きらケア」に登録すると、介護職の入門資格「介護職員初任者研修」をなんと無料で取得出来る制度も利用出来ます。
僕自身10万円ほど自腹で払って取得した資格なので、これから介護職に転職しようと思っている方には最適だと思います。

さらに、きらケアでは他の介護派遣会社には無い「給料前払い」「前借り」制度があります。

  • 週払いでお金が欲しい
  • 日払いですぐにでもお金が欲しい

という人にも対応してくれる制度まで整っています。

時給1,700円以上の介護施設求人や、夜勤単価30,000円以上の高額な案件がたくさんある業界でもトップレベルの派遣会社です。

介護系でよくあるブラック介護事業所のような「釣り求人」は一切ありません。

きらケアは現在非常に早いスピードでそのエリアを展開中です。2019年現在では

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、静岡県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、広島県、北海道、宮城県、福岡県

が対応エリアになっていますが、ご自分のお住まいの地域が対応エリア外になっていても、一度きらケアに問い合わせてみたら良いと思います。「先月までは対応外でも今月になったら対応していた」なんてことがある位、きらケアの事業拡大の勢いは凄まじいのです。

ままる
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【きらケア 派遣】

※上記の公式HPに登録後、通常1~3営業日以内に、本人確認の電話がフリーダイヤルから掛かって来ます。この電話に応答してからが介護転職の始まりになりますので必ず出る様にしましょう。

きらケア派遣では、専任のコンサルタントが丁寧にキャリアプランに乗ってくれるので、安心して任せられる超おすすめな会社です。収入やシフトも含めて、自分が働きやすい施設をマッチングしてくれるので、転職初心者でも安心して任せられます。

また「安定」「安心」を求める方で「正社員介護士」「常勤介護士」として転職したい、という方には「きらケア 正社員」がおすすめです。

【はじめての介護転職】正社員か派遣か働き方を迷った時に決める方法こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。 僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業...

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まとめ

現在の介護業界では、働く我々介護職を守ってくれる物は事実上ありません。

あくまでも「自己防衛」を続けるしか、自分自身の身を守る方法はありません。

しかし時代はゆっくりと変わって行きます。

この先の未来、働く介護施設や法律が我々「働く介護職」の人権を守る必要がある時代に必ずなると僕は信じていますし、そうなるべきだと思っています。

現在の僕の様に、ネットを通じて声を上げ始めている介護職の人々は日に日に増えています。

そういった一人一人の行動が、いつか大きな波と成って介護業界は揺るがす時が来ると僕自身は思いながら、今日も介護現場で闘っています。