派遣介護士

新型コロナウィルスの影響で介護派遣は派遣切りに合うのか?現在の介護施設での現状

こんにちは、現役介護福祉士のさかもと ままる@mamaru0911です。

現在YouTubeで介護関連の動画も配信しています。

動画の方が分かりやすい話も多いので、是非ご覧ください!

以前はIT関係の会社を自身で起業し経営していましたが、43歳の時「無資格・未経験」で介護業界に転職し、現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として働いています。

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2020年1月に行われた「第32回介護福祉士国家試験」に無事合格し、現在は介護福祉士として有料老人ホームの派遣夜勤専従として働いています。

2020年の4月25日今日現在、日本はおろか世界中で「新型コロナウィルス」の感染拡大は依然続いています。

その影響で世界の経済は大ダメージを負い、今後日本でも多くの失業者が出ることは間違いないと言えます。

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僕自身、現在は「派遣介護士」という立場ですが、気になるのは

「新型コロナウィルスの影響によって、介護派遣でも派遣切りに合うのか?」

ということです。

今日は実際に僕が働いている有料老人ホームの事例を交えて「現在の介護現場の実情」をお話ししようと思います。

新型コロナウィルスの影響で介護派遣は派遣切りに合うのか?

「介護派遣」の場合、率直に言えば答えはコロナの影響で直接的には

派遣切りには合いません。

世間の人は「派遣」「派遣社員」と言うと、今回の新型コロナウィルスのような有事になると、正社員よりも先にまず雇用契約を切られる、と言うイメージが強いと思います。

しかしそのようなイメージに近い「派遣」「派遣社員」の業種は、主に製造業のような場合です。

例えば自動車の製造ラインの仕事では、多くの「派遣」「派遣社員」が実際に雇用契約をして働いていると思います。

製造業の場合は、需要によって物を製造する必要があります。

正社員だけでは、需要の変化に対応できないからこそ「派遣」「派遣社員」が日々活躍するわけですよね。

特に今回の「新型コロナウィルス」の影響による世界の経済の冷え込みは、製造業も業種によっては大打撃を受けていることだと思います。

そのような場合は、残念ながら「派遣切り」と呼ばれる派遣期間満了後の延長は無いケースは充分に考えられます。

しかし「介護派遣」の場合、上記のようなパターンには当てはまりません。

もともと平常時から「万年人出不足」の介護業界では、正社員(常勤介護士)だけでは人員が足りないため「派遣」「派遣社員」を使っています。

そのため、今回の「コロナの影響」が直接的な原因で「派遣切り」される派遣介護士は限りなく少ないと言えます。

コロナがもたらす介護施設への影響

では「新型コロナウィルス」がもたらす「介護施設」への影響は、今日現在どういったものなのでしょうか?

僕が現在働く有料老人ホームでは、3月末頃から「家族を含む全ての面会者の面会禁止」が行われ、現在はホーム外からの人の出入りを極力制限している状態です。

介護職の人員ですが、特に日勤帯のパート介護士が学校の休校を受けて働けなくなっているケースが多く、人手が益々手薄になっています。

現場で働く介護職は、出勤時に検温を行い、少しでも熱が高い場合は当然働くことが出来ません。

実際に「コロナ陽性」の介護職は未だに出ていませんが、いつもなら「微熱くらいなら何とか頑張ろう」と体調不良を押して夜勤などをこなしていたのが今となっては嘘のようです。

当日の夜勤者が「コロナ以外の原因」での微熱で欠勤したりパート介護士が出勤出来なかったりで、施設内ではかなりの頻度でシフト変更が余儀なくされています。

派遣介護士の働き方でコロナの影響を感じること

世間ではコロナの影響により、失業している人がすでに大勢います。

では現在「派遣介護士」として働いている僕はと言うと、実際には今の所

新型コロナウィルスによる影響は仕事に全く出ていない

と言ってもいいと思います。

派遣社員ですから、施設内のシフトに穴があいてもそれを埋める必要にせまられることもありませんし、決まった曜日、決まった時間、それも自分の都合で決めたスケジュールでの仕事をこなすだけです。

この辺りはやはり「派遣介護士」と言う働き方のメリットであると言えると思います。

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介護崩壊を感じる瞬間

先日放送されたNHKのクローズアップ現代でも、介護崩壊の話題が取り上げられていました。

僕自身が働く有料老人ホームでは「まだ」コロナウィルスの直接的な影響は受けていません。

しかし今後、仮に利用者の中に「コロナウィルス」の陽性反応が出た場合、現在の医療体制では特に「重傷者」とみなされなければ、そのまま老人ホームなどの介護施設で治療を行うことは容易に想像できます。

老人ホームなどの介護施設に入居している高齢者は、人によっては「帰りたくても帰る家が無い」人も実は結構多いのです。

そのような選択肢が無い人々は、当然介護施設での療養になる訳ですが、それをケアするのは我々介護職です。

医療の専門の資格があるわけでも無い、我々介護職でさえ「コロナウィルス」の矢面に立たなくてはいけない可能性は、今後充分に考えられます。

ただでさえ「万年人手不足」の介護業界で、コロナウィルスが蔓延したら「介護崩壊」はあっと言う間に訪れると思います。

そのような事態にならないためにも、我々一人一人のコロナウィルスに関する意識を今一度考え直し、責任を持った行動が求められますよね。

 

まとめ

今日現在も以前先が見えない「新型コロナウィルス」感染拡大の問題。

日本だけでなく、世界中が「崩壊寸前」の不安な日々を送っています。

この記事の内容の

新型コロナウィルスの影響で介護派遣は派遣切りに合うのか?

と言う問いに関しては

今のところ

影響は無いと僕自身の経験から言えます。

しかしこのコロナの問題が今後も長引いていけば、それすらも過去の話になってしまうかも知れません。

一日でも早くの終息、収束を願うと共に僕自身も日々責任を持った行動を心がけて行きたいと思います。