こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
現在YouTubeで介護関連の動画も配信しています。
動画の方が分かりやすい話も多いので、是非ご覧ください!
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在はきらケアで「派遣夜勤専従介護士」として都内の有料老人ホームで働いています。
43歳の時「介護福祉・医療」の業界とは全く縁がなかった僕が、介護業界に転職してからあっという間に3年半が経ちます。
「無資格・未経験」で僕が選んだ働き方は「派遣」「夜勤専従」という形でした。
その「派遣」「夜勤専従」という働き方で3年半辞めずに仕事を続けて来れたのは、実は3つの大きな理由があります。
今日は特に「派遣」「夜勤専従」という介護職での働き方に興味がある方に是非読んで頂きたい記事を書きます。
僕が介護職に転職して最初にした仕事
全くの未経験、無資格で僕が最初にした仕事は「派遣夜勤専従看護助手」でした。
看護助手という職種は「無資格・未経験」でも採用される可能性がある、異業種から介護職に転職してきた方にはオススメできる職種です。
後に介護職に移行した時も「看護助手」の経験は大いに役立ったので、初めて介護業界に転職を考えている方には最適では無いでしょうか?
僕自身は「派遣夜勤専従看護助手」という仕事をしながら、介護職の入門資格である「介護職員初任者研修」を受講し4ヶ月を掛けて取得、その後介護施設で働く「介護職」にキャリアチェンジをしました。
最初の「夜勤専従看護助手」から数えると、今でちょうど3年半の年月が経ちます。
本人的にはあっという間の時間でしたが、今一度「なぜこの仕事を続けることが出来たのか?」と改めて考えてみると、以下の3つの大きな理由があることに気がつきました。
【理由①】派遣夜勤専従という働き方は曜日固定が可能だった
これは介護施設や病院などの「直接雇用」ではなく、派遣会社の社員となり「派遣社員」として介護業界で働けば全ての人に当てはまることだと思います。
特に「夜勤専従」という働き方に有効だったのが「曜日固定」という働き方です。
派遣夜勤専従といして介護職をする場合、最初に派遣会社に自分の希望を伝えますが、大抵聞かれるのは以下の3項目です。
- 可能勤務日数(週何日とか月何日とか)
- 希望時給(日給)
- 希望勤務地
これに対して
①何日でも働けます
②高ければ高い方が良いです
③通勤は30分以内が良いです
という答え方も出来ます。
しかし
①(月)(金)入り限定で
②日給最低27,000円
③上記の条件がクリア出来るなら多少通勤が遠くても大丈夫
のような答え方も出来るのです。
特に夜勤専従の場合、月に働けてもMAXで11日程度です。
月に11日しか通勤しない訳ですし、通勤時間がラッシュ帯とはかけ離れた大抵空いている時間です。
勤務地の希望を広い地域にして、詳細希望を伝える事によって自分にとってより有利な職場が見つかる可能性があります。
夜勤専従として働く場合
という希望ももちろん出せます。
しかしこの場合、働く施設の都合でシフトが組まれることになり、当然ですが毎月バラバラの曜日になり、時には「夜勤→明け」「夜勤→明け」という連続勤務になることもあるでしょう。
このように「働けるだけ働く」という方法も悪くないですが、その場合でも月に11回か12回(カレンダーによる)か労働基準法上でMAXです。
僕はその方法より「曜日固定」という方法を実践してきました。
例えば「(月)(金)入り」にシフトを固定すると、(火)(土)が明けになります。
事前にスケジュールが決まっているので、その他の日に違う仕事や活動をする事が容易になります。
この恩恵は僕にとっては非常に大きく、夜勤専従を3年半も継続して来れた大きな理由の一つです。
曜日固定にすると、月間でMAX 8回か9回程度しか働けなくなりますが、その分他の曜日で別の仕事をすれば派遣夜勤専従のみでの収入をはるかに凌ぐことが可能になります。
さらに曜日固定にすることによって、生活のリズムが一定になります。
これは体力的にも長期に渡って夜勤専従を続けるなら大きなメリットになると僕は思います。
【理由②】派遣夜勤専従という働き方はある程度高給が稼げた
僕自身他の仕事や収入もありますが、やはり労働として時間を使う以上、それなりの収入が確保できなければまず仕事として成り立ちません。
「派遣夜勤専従」という働き方は、「キツイ、危険、汚い、給料安い」という「4K」と世間で呼ばれる介護職の中でも、格段に単価の高い働き方です。
特に都内近郊の場合、介護職、とりわけ夜勤をする人の数に対して圧倒的に求人が多い状態が続いています。
その為、高いところでは一夜勤「30,000円」どころか「35,000円」また「38,000円」のような超高給な求人も目にしたことがあります。
「介護職=稼げない」
というのは本当に世間のイメージでしかありません。
都内近郊では「派遣夜勤専従」と別の仕事のコンボで月収50〜60万円稼ぐ人が実は大勢います。
僕自身は介護職だけが収入源ではありませんが、夜勤専従である程度稼げてきた事は、長期的に介護職を続けて来れている大きな理由の一つだと思っています。
【理由③】介護業界での目標が明確だった
「介護福祉・医療」の業界は、説明するまでもなく「資格」の業界です。
いかに立派に真摯に仕事に打ち込んで来たとしても、その人の所有資格で「給料」や「役職」が決まってしまう世界でもあります。
実は介護職の資格は実にシンプルな構造になっています。
介護業界の入門資格である「介護職員初任者研修」という資格。
この資格さえ持っていれば、ほぼ全ての介護職の現場で仕事をすることが可能です。
さらにその資格の上位資格である「介護職員実務者研修」
実務者研修は直接収入に結びつかないことが多いですが、さらに上位の資格である「介護福祉士」を取得するには必須の資格です。
僕自身、介護業界に転職を考えた時から
と決めていました。
なので「初任者研修」→「実務者研修」→「介護福祉士」
という資格(キャリアアップ)の道筋が明確であったことこそ、僕が介護職を続けて来れた理由の一つでもあるのです。
まとめ
僕は度々このブログの中で
と言ってきました。
その張本人である僕自身が、「派遣夜勤専従」として来年で丸4年、5年目に突入しようとしています。
僕自身がこれだけ長期に渡って働き続けて来られている事こそ、僕がいい続けている事への証明であると思っています。
これから介護業界へ転職してみよう、と思っている方には是非「派遣夜勤専従」という働き方も選択肢に入れて欲しいと思います。
せっかく介護業界に入って見ても、すぐに辞めてしまっては元も子もありません。
自分のスキルや経験、そして資格をバージョンアップして長期的に働くこと事こそ、自分自身やこれからの日本の為になる事だと僕は思っています。
一人でも多くの方の介護職への転職が成功することを、今でも変わらずに願って止みません。