こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳「無資格・未経験」で異業種から、介護福祉・医療の業界に転職して来ました。
現在は介護業界で今最も勢いのある介護派遣会社であり、トップクラスの高単価案件を豊富に持つ、コンプライアンスもしっかりとした優良派遣会社きらケアで「夜勤専従介護士」として、またカイゴジョブで紹介してもらった「日勤パート介護士」としてWワークをしています。
現在は介護職だけで、月収40万円以上稼いでいます。
※僕が未経験で登録した介護派遣会社はベネッセMCMでしたが、現在ではきらケアに介護派遣会社を変更しています。僕が介護派遣会社を移った理由に関してはこちらの記事を読んでみて下さい。
https://www.kaigoshibaby.com/entry/goodbye-mcm
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(ここから過去記事↓)
現在日本では、年々高齢者の数が増え、その高齢化率は世界一位と言われています。
高齢化率」というのは、総人口の中の「65歳以上」の割合のことを言います。
ちなみに2015年の65歳以上の人口は、3,392万人で人口に対する割合は26.7%です。
それが2040年になると、3,868万人になり高齢者率は36,1%になると予想されています。
現在では総人口の「4人に一人」が65歳以上な状況に対し、2040年には「2.5人に一人」になるということですね。
年金問題を嘆いていても始まらない|高齢化社会を生き抜く唯一の方法 – 介護士ベイベー
自分の家族や友人、そして自分自身が「高齢者」になる日もそう遠くありません。
いざ「介護」に向き合う必要が出てきたとき、あなたは冷静に対応できるでしょうか?
今日は「介護」とはなにか?という基本的な問題についてお話しようと思います。
- 介護とは何か?
- 本物の介護とは何か?
- 介護職はどうあるべきか?
介護とは?
「介護とは」を調べると、様々な言葉で説明がされています。
僕が思う「介護」とは
「自立出来なくなった高齢者を支援すること」
だと思います。
「介護」というと、寝たきりの方の介護をイメージされる方が多いと思いますが、介護を必要としている人は、寝たきりの方だけではありません。
脳梗塞などの後遺症で「片マヒ」になってしまった方や「認知症」を煩ってしまった方など、個人個人様々な状態で「介護」を必要としているのが現実です。
ほんとうの意味での「介護」とは、その人の状態に合わせた
「適切な支援を行うこと」
だと思います。
介護と看護の違い
この言葉も、ネットや専門書で色々な言われ方をしています。
看護助手として「看護」に関わってきた僕は、介護士としてこれから「介護」に関わっていきます。
僕が思う「介護」と「看護」の違いは
介護=基本的な日常生活の自立を支援する行為
看護=病気や疾病などの状態を改善する行為
だと思っています。
看護師は「投薬」や点滴、注射などの医療行為を行えますが、介護士にはそれらが出来ません。
それは看護師、介護士の役割が明確に分けられているからです。
分けられているからといって、それらが別々に機能するのでは意味がありません。
介護も看護の中の一部であるという考え方は、僕も実感しています。
対象となる高齢者の方の状態に合わせて、看護と介護が上手く連携を取っていくことが理想とされるのです。
自立支援の重要性
介護とは
「自立出来なくなった高齢者を支援すること」
と書きました。
重要なのは「自立出来なくなった」という部分です。
高齢者になれば、誰でも筋力や気力が衰えていくものです。
だからと言って90歳の高齢者だから、誰でも介護が必要か?と言われればそれは違います。
あくまでも「自立出来なくなった」部分だけを支援するのが「介護」です。
高齢者の生活周りの全てを助けるのが目的ではありません。
例えば脳梗塞によって、左半身がマヒしてしまった方がいるとします。
マヒしてしまった側は、まったく力が入らないので洋服の着脱が難しくなります。
だからと言って全てを介護する側が着替えさせてしまうのは、本当の意味でも「介護」ではありません。
左手は動かなくても、右手は動くわけです。
そのような状態であれば、左側は介護する人が着替えを手伝う。
動く右側は、出来るだけ自分自身でやってもらう。
それが本当の意味での「介護」なのです。
「せっかくだから全部やってあげれば」
という意見もあるかもしれません。
しかし、動く右側も介護する側がやってしまっては、その人から右手を動かす機会を奪ってしまうことになりかねません。
高齢者の一日の運動量は驚くほど少ない物です。
その運動機会は「リハビリ」効果も期待出来る貴重なものです。
その機会を奪ってしまうのは、自立を支援するどころか悪化させてしまう恐れすらあります。
「介護」は正しい知識を持って行う事がいかに重要か、という良い例だと思います。
介護で一番大切なこと
介護で一番大切なことは
「その人の状態を知る」
ことだと思います。
それは病気や疾病、後遺症などの身体的な状態はもちろん、その人の生活や人生の生い立ち、性格や人間性を含めた全てを知るということです。
当たり前ですが、ひとはそれぞれ違います。
その人に合った支援をすることこそ、理想の介護だと言えます。
では「その人の状態を知る」「その人を理解する」具体的な方法はあるのでしょうか?
「本物の介護とは」何か?
三大介護と呼ばれる「排泄介助」「食事介助」「入浴介助」。
介護の「作業」の中でも、世間的なイメージではとりわけ「大変」と思われているのはやはり「排泄介助」でしょう。
「認知症」や「見当識障害」などで、自ら「排泄行為」が行えなくなった高齢者は、自宅介護から施設介護への切り替えのターニングポイントであるとも言われています。
「トイレの場所が分からない」「排泄の仕方が分からない」「そもそも便意も尿意も感じない」など、高齢者の介護に当たる上で「排泄介助」は欠かせない項目の一つです。
特に自宅介護で両親をみている場合等、排泄に関しての介護は大変な作業になると思います。
「認知症」などの症状の一つとして、自分の便を「いじる」行為を「弄便(ろうべん)」と言います。
「自らの便を手で取り、壁や床に擦り付ける」
そのような行為や行動は、高齢者介護のイメージの一つでもあると思います。
例えばこの「弄便(ろうべん)」の行為に対して、間違った「介護」を行っている「自宅介護者」は実に多いと思います。
そればかりか「プロ」であるはずの「施設介護士」でさえ、この「弄便」の対応に間違った認識を持っている人が多いのに驚かされます。
そもそも「認知症」「見当識障害」を持った高齢者は、便や尿に対して「不潔な物」という認識が欠落しているケースが多いです。
その為、オムツの中に便や尿が溜まってしまった場合、その「不快感」によって何とかそれを取り除こう、という行為が、いわゆる「弄便(ろうべん)」を引き起こしている根本的な原因であると考えられます。
僕は今まで特別擁護老人ホームや複数の有料老人ホームで働いて来ましたが、そこで出会った「施設介護士」の中でも、この「弄便」に対して
- オムツを何枚も重ねて履かせて、手が入りにくくする
- ズボンのウエストの紐を強く結び、ほどけなくする
などの完全に間違った対応をしている介護士を何人も見て来ました。
これらの行為は、明らかな「身体拘束」のひとつであり、介護の世界では絶対にしてはいけない行為の一つです。
本物の介護とは「出てしまった便を触らせなくする」事ではなく、オムツの中に便を溜める事無く、快適な環境を常に作ることにあります。
日中帯であれば、自ら便意を訴えることが出来ない利用者さんでも、排泄が近づくと急にソワソワしたり落ち着かなくなったりするものです。
そのタイミングをよく「観察」することによって、オムツやリハビリパンツ内に便を溜める事無くトイレに誘導することによって、排泄する事が出来ます。
夜間帯であれば、日々の記録を注意深く分析する事によって、その人の「排泄パターン」を知り、オムツやパット内に尿や便がなるべく長時間とどまらない様にケアをします。
定期的に下剤が処方されている利用者さんに関しては、医師と相談する事によって排泄の時間をコントロールすることも出来ます。
このように「本物の介護」とは、利用者さんの身に「起こってしまった事」に対応するのでは無く、「起こる前に」対応することなのです。
それを実践するには、常に目の前の利用者さんの細部まで、徹底的に「観察」する他に方法は無いと僕は思っています。
介護士は究極のサービスマンである
僕は若い頃、ホテルやレストランでウェイターをしていました。
多くのサービスに関する本を読んだり、様々な現場で働く事により「究極」のサービスを身につけようと必死になっていた時期があります。
良いサービスとはなにか?
という問いに、日本でも有名なあるサービスのカリスマがこう答えてくれました。
「サービスとは、お客様がして欲しいと思う事を言われる前にして差し上げること」
その為には、お客様をまず観察しなくてはいけません。
服装や髪型、持ち物などの外見から、同席者との会話の内容、関係性までを情報として観察する。
そこにお客様のニーズを感じ取り、求めているであろう料理やワインをおすすめする。
接待なのかデートなのかによっても、おすすめする商品は大きく変わって来る物です。
お客様の気持ちをいち早く汲み取って、それらをおすすめ出来なければ一流のサービスマンとは言えません。
例えばお客様に
「お水下さい」
と言われてからお水を持っていくのは、サービスではなくただの作業です。
塩分の多い料理や、歯ごたえのある料理が続いた後、ワインやお酒が一段落したタイミング等で、お客様が
「そろそろ水が欲しいな…」
と心の中でつぶやいた瞬間に、何気なくお水を差し出す。
これこそが「本物のサービス」なのです。
あれから20年以上経ちました。
僕は飲食業の後、様々な職業を経験してきましたが、介護福祉・医療の現場にたどり着いた時に、これは「究極のサービスマン」の仕事だと思いました。
レストランやホテルなどの「サービス」は所詮ひと時のものに過ぎません。
しかし介護の世界での「サービス」は、その方の残りの人生や命に直結する非常に重要なものになります。
それ故に、介護を必要としている方のニーズを上手く汲み取らないと、取り返しの付かない事態に成りかねません。
介護職とは「究極の」サービスマンなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「介護とは」
という問いは、非常に範囲が大きく奥深い物です。
語り尽くすとキリがないので、今日のエントリーは本当に僕の私見を書きました。
もし、レストラン業界から介護福祉の業界に転身して来た方が他にいるならば、共感頂ける内容では無いかと思います。
レストランで働いていた頃、一本数万円のワインをお客様におすすめして
「そうそう!これこれ!」
と喜んで頂いた時の、お客様の笑顔は忘れられません。
20年以上経った今。僕が介護職に就く理由はやっぱり利用者さんの笑顔が見たいからです。
他人を笑顔に出来る。
これ以上やり甲斐のある仕事は、他にあるのでしょうか?
僕は介護職で「究極のサービスマン」になれるように努力していきたいと思っています。
僕は介護職に転職する際、特に40代以上の中高年の方には「派遣」という働き方をおすすめしています。
派遣であれば働き始めた初日から、常勤(正社員)介護士よりも高収入が得られますし、スケジュールの自由度も聞きます。派遣としてある程度の介護現場を経験した後、自分に合った環境で正社員になるのも可能なのが、介護業界のメリットです。
僕のように「無資格、未経験」で介護業界に転職したい方には「働き方」と「働く場所」を良く考えて欲しいと思います。
介護業界、派遣介護士として働く以上、登録している派遣会社は最も重要な要素です。
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